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 国土交通省は、週休2日を導入した現場への工費割増率を高めるなど、土木工事・業務の積算基準を2021年4月1日に改定する。交代制で週休2日を確保した工事で現場管理費を新たに補正する他、ICT(情報通信技術)施工の対象に2工種を追加した。同省が2021年2月5日に公表した。

 国交省は、現場閉所が難しい維持工事などを対象に、交代で休みを取る「週休2日交替制モデル工事」を19年度から試行している。21年度からは、従来の労務費に加えて現場管理費にも補正係数を適用する。

休日確保の実績に応じた補正係数(資料:国土交通省)
休日確保の実績に応じた補正係数(資料:国土交通省)
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 休みを取った実績に応じて経費に補正係数を掛ける。現場管理費に対する補正係数は、4週6休が1.01、4週7休が1.02、4週8休以上が1.03と定めた。休日率の達成状況を確認した後、経費を補正して工事代金を変更する。

 現場を閉所する通常の週休2日制工事では、従来の経費補正を21年度も継続する。

 週休2日制工事への経費補正は、これまで歩掛かりによる積算が対象だったが、新たに市場単価方式で積算する工種にも補正係数を設定した。21年3月1日以降に入札手続きを始める工事で試行する。

週休2日制工事における市場単価積算の補正係数(資料:国土交通省)
週休2日制工事における市場単価積算の補正係数(資料:国土交通省)
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 建設業で時間外労働の罰則付き上限規制が適用される24年4月からは、原則として全ての工事で週休2日の確保を目指す。23年度には、全工事を週休2日制工事として発注者指定型で入札公告する。