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 2021年3月4日に新潟県糸魚川市来海沢(くるみさわ)地区で発生した地滑りは、土砂災害ハザードマップの重要性を浮き彫りにした。実際の地滑りの発生場所が、糸魚川市の土砂災害ハザードマップに示されている土砂災害警戒区域とほぼ一致していたからだ。

防災ヘリから撮影した地滑りの全景。滑落崖で地山から切り離されて移動した土砂が途中で向きを変え、渓流沿いに流れ落ちたとみられる(写真:土木研究所土砂管理研究グループ雪崩・地すべり研究センター)
防災ヘリから撮影した地滑りの全景。滑落崖で地山から切り離されて移動した土砂が途中で向きを変え、渓流沿いに流れ落ちたとみられる(写真:土木研究所土砂管理研究グループ雪崩・地すべり研究センター)
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 上の写真は今回の地滑りの全景だ。滑落崖(かつらくがい)で地山から切り離された土砂が途中で向きを変え、渓流沿いに流れ落ちた様子が分かる。下の図は糸魚川市の土砂災害ハザードマップだ。マップ上に、今回の地滑りのルートを赤い線で重ねてみた。地滑りの起点や経路は、マップとほぼ一致している。

糸魚川市の土砂災害ハザードマップに、今回の地滑りのルート(赤い線)を重ねてみた。土砂災害警戒区域(地滑り)の起点やルートとほぼ一致している(資料:糸魚川市の資料を基に日経クロステックが作成)
糸魚川市の土砂災害ハザードマップに、今回の地滑りのルート(赤い線)を重ねてみた。土砂災害警戒区域(地滑り)の起点やルートとほぼ一致している(資料:糸魚川市の資料を基に日経クロステックが作成)
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