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 NTT西日本は人工知能(AI)を使って水道管の劣化を予測し、補修計画を提案するシステムの実証実験を堺市で始めた。2022年度の実用化を目指す。全国の中小規模の自治体を中心に、水道管管理の支援サービスを提供する考えだ。

 実証実験の期間は21年4月19日から6月30日まで。総延長約2400kmに及ぶ堺市の上水道管のうち口径が350mm以上の基幹管路約200kmと、同市南区にある口径300mm以下の管路約700kmを対象とする。

NTT西日本は堺市上下水道局と共同で実証実験を手掛ける(写真:堺市)
NTT西日本は堺市上下水道局と共同で実証実験を手掛ける(写真:堺市)

 NTT西日本は個々の水道管の位置や素材、水圧、破損履歴などのデータと土壌や交通量といった外部環境の情報を基に、管の劣化の進行をAIで予測するシステムを構築。15年度の情報からその後の劣化推移をAIで予測した結果と、破損や漏水の実績とを照らし合わせて精度を検証する。

 さらに病院や消防施設など重要な地域拠点の立地に基づき、水道管ごとの重要度を定量化する。劣化予測と組み合わせて補修の優先度を算出し、コストと併せて補修計画を提案するシステムを作る。一連のシステムを堺市上下水道局の担当者らに検証してもらう。