全1449文字
PR

 阪神高速道路会社と鹿島は、共同で開発した「UFC(超高強度繊維補強コンクリート)道路橋床版」を、阪神高速12号守口線本線の床版取り換え工事に適用した。高速道路の入り口ランプの更新工事でUFCのプレキャスト床版を用いた例はあるが、本線に適用するのは国内で初めてだ。

「UFC道路橋床版」を用いて更新工事を実施した阪神高速12号守口線本線。中央分離帯の位置で床版を2分割し、境目を接合した(写真:阪神高速道路会社、鹿島)
「UFC道路橋床版」を用いて更新工事を実施した阪神高速12号守口線本線。中央分離帯の位置で床版を2分割し、境目を接合した(写真:阪神高速道路会社、鹿島)
[画像のクリックで拡大表示]

 両者は2011年、UFCを用いた軽量で耐久性の高い道路橋床版の開発に着手。18年には、阪神高速15号堺線玉出(たまで)入り口ランプで試験施工した。その成果を踏まえて、床版架設の工程を半減するなど施工法を改良。幅員が広く、通行止め期間のさらなる短縮を求められる本線にも対応できるようにした。

 工期短縮を実現する取り組みの1つは、UFC床版の荷下ろしから架設までを1台でこなす専用の架設機の採用だ。トラックの荷台からUFC床版を直接受け取ると、その場で進行方向に旋回し、所定の位置まで運搬して架設する。

 なお、玉出入り口ランプの工事では、幅員が狭くて架設機が旋回できなかったため、荷下ろし用の重機を別途用いた。

専用の架設機によるUFC床版の荷下ろしから架設までの流れ。トラックの荷台からUFC床版を直接受け取り、その場で旋回。所定の位置まで運搬した後、床版を降ろして架設する(写真:阪神高速道路会社、鹿島)
専用の架設機によるUFC床版の荷下ろしから架設までの流れ。トラックの荷台からUFC床版を直接受け取り、その場で旋回。所定の位置まで運搬した後、床版を降ろして架設する(写真:阪神高速道路会社、鹿島)
[画像のクリックで拡大表示]