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 建設業振興基金は奥村組と共同で、建設キャリアアップシステム(CCUS)に加入する技能者を対象に就業実績や清掃活動などへの参加に応じて電子マネーと交換できるポイントを付与する実証実験を始める。就業履歴の把握に必要な入退場時のカードタッチを怠る技能者が多いなか、メリットを高めてシステム利用を後押しする。

各技能者が持つCCUSのICカードを入退場時にカードリーダーにかざして就業履歴を登録する(写真:建設業振興基金)
各技能者が持つCCUSのICカードを入退場時にカードリーダーにかざして就業履歴を登録する(写真:建設業振興基金)
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 実証実験は2021年9月1日から2カ月間、神奈川県内にある奥村組の土木工事現場で実施する。協力会社約10社から計約50人の技能者が参加する予定だ。各技能者が入退場時にCCUSのICカードをカードリーダーにタッチした日数や、安全教育訓練や沿道清掃などの活動に参加した実績に応じてポイントが付与される。一定のポイントがたまれば、ポイントを電子マネーの「QUOカードPay(クオ・カード ペイ)」に交換できる。

CCUSのICカードで記録した就業履歴や、安全教育訓練や沿道清掃の参加実績をポイントとして加算する(資料:建設業振興基金)
CCUSのICカードで記録した就業履歴や、安全教育訓練や沿道清掃の参加実績をポイントとして加算する(資料:建設業振興基金)
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 活動への参加記録は技能者のスマートフォンでつける。あらかじめポイントをためるアプリを入れておき、現場に用意したQRコードを読み取ってポイントを加算する。CCUS上の就業履歴に基づくポイントとQRコードの読み取りで得たポイントは、アプリを開発したフェリカポケットマーケティング(東京・港)のシステムで管理する。

講習会や清掃などの活動ではQRコードを参加者のスマートフォンで読み取る。写真はアプリの利用イメージ(写真:フェリカポケットマーケティング)
講習会や清掃などの活動ではQRコードを参加者のスマートフォンで読み取る。写真はアプリの利用イメージ(写真:フェリカポケットマーケティング)
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