全1247文字
PR

 大成建設は、超高性能繊維補強コンクリートなどを施工現場で製造する移動式プラント「T-ITAN(タイタン)モバイルプラント」を開発した。プラントには3つのタイプがあり、現場での運用期間やコンクリートの必要量などに応じて選択できる。

プラント設備をトラックに載せたままUHPFRCなどを製造する(写真:大成建設)
プラント設備をトラックに載せたままUHPFRCなどを製造する(写真:大成建設)
[画像のクリックで拡大表示]

 プラントには、ミキサーや計量槽などの設備をトラックに載せたまま運用する「車載型」と、設備をトラックで搬入して現場で簡単に組み立てられる「車載設備設置型」、同じく現地で組み立てて大容量の供給が可能な「定置型」がある。

車載型と車載設備設置型のイメージ(資料:大成建設)
車載型と車載設備設置型のイメージ(資料:大成建設)
[画像のクリックで拡大表示]

 いずれのタイプも、練り混ぜ容量が750リットルのミキサーと計量槽、水タンク、混和剤タンクを搭載している。定置型はさらに、骨材やセメント、繊維を自動で計量槽に投入するホッパーを備えている。

 大成建設技術センター社会基盤技術研究部先端基盤研究室の武者浩透室長は「移動式プラントに搭載するミキサーの容量は、多くても500リットルが一般的だ」と話す。

 車載型と車載設備設置型では、計量した1バッチ分の材料を計量槽に投入して、コンクリートを製造する。定置型はホッパーがあるため、材料の計量からコンクリートの製造までを自動化できる。

定置型のイメージ(資料:大成建設)
定置型のイメージ(資料:大成建設)
[画像のクリックで拡大表示]

 開発したプラントは、UFC(超高強度繊維補強コンクリート)、UHPFRC(超高性能繊維補強セメント系複合材料)のどちらにも対応している。

 600リットルを1バッチ分に設定した場合、車載型と車載設備設置型は1時間当たり2~3m3、定置型は同3~3.5m3のUHPFRCを製造できる。練り混ぜ時間は、鋼繊維を投入する前に4分間、投入後に2分間必要だ。