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 北海道新幹線の延伸工事で、シールド機が岩塊にぶつかって掘削を中断している羊蹄(ようてい)トンネルの上方の地表が、縦横各5m程度、深さ約5m陥没した。岩塊を取り除くため、2022年3月から迂回路トンネルを掘り進めていた。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が22年4月14日に発表した。

2022年4月13日に発見した陥没。陥没地点の約21m下方には、掘削済みトンネルと岩塊がある(写真:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
2022年4月13日に発見した陥没。陥没地点の約21m下方には、掘削済みトンネルと岩塊がある(写真:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
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 羊蹄トンネルは、北海道の倶知安(くっちゃん)町とニセコ町にまたがる全長9750mのトンネルだ。このうち、札幌側の比羅夫(ひらふ)工区(延長5569m)では、坑口から3468mの地点でトンネルの掘削方向を岩塊が塞いでいる。岩塊と接触したシールド機前面の真上で陥没が見つかった。土かぶりは約21mだ。

羊蹄トンネルと陥没発生地点の位置関係図(資料:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
羊蹄トンネルと陥没発生地点の位置関係図(資料:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
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 21年7月に掘削を中断した後、週1回、目視で地表の監視を続けていた。22年4月13日午後5時30分ごろに地表の陥没を発見した。4月7日の目視では、陥没は確認されなかった。