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 阪神高速道路会社は、通行車両の荷重などで橋桁が沈下した老朽橋を架け替えるため、2022年6月1日から25年3月末まで14号松原線の一部区間を通行止めにした。高速道路の通行止めが3年近くに及ぶのは異例。同社では、一般道路への交通の影響などを最小限に抑える施工方法を採用した結果だと説明している。

阪神高速道路の老朽橋を架け替える。赤色の着色部が対象箇所(資料:阪神高速道路会社)
阪神高速道路の老朽橋を架け替える。赤色の着色部が対象箇所(資料:阪神高速道路会社)
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14号松原線の喜連瓜破―三宅ジャンクション間の約2.5kmを2022年6月1日から25年3月末まで通行止めにした(資料:阪神高速道路会社)
14号松原線の喜連瓜破―三宅ジャンクション間の約2.5kmを2022年6月1日から25年3月末まで通行止めにした(資料:阪神高速道路会社)
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 架け替えるのは、大阪市と大阪府松原市を結ぶ14号松原線の喜連瓜破(きれうりわり)橋だ。橋長154mのプレストレストコンクリート(PC)3径間有ヒンジラーメン箱桁橋で、1979年に完成した。

 中央径間の橋桁の真ん中に回転機能を持つヒンジ形式の継ぎ目を設けている。この構造は、橋長が長く橋脚が低い場合に構造力学的な合理性が高いとされ、60~80年代に建設された橋に多く用いられた。

 喜連瓜破橋は、車線数の多い長居公園通りと内環状線が交わる瓜破交差点をまたぐため、橋長を長くする必要があった。そこで、支間中央にヒンジを持つ同構造を採用した。

喜連瓜破橋の架け替えイメージ(資料:阪神高速道路会社)
喜連瓜破橋の架け替えイメージ(資料:阪神高速道路会社)
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