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 名古屋市上下水道局が発注した道路舗装の復旧工事で、元関係者の通報によってアスファルト乳剤の散布不足が発覚した。施工者は、散布不足を認めた2カ所について2022年7月末までに再施工を終えた。

名古屋市瑞穂区本願寺町3丁目の市道で竹居組が舗装を再施工した。2022年7月26日に撮影(写真:日経クロステック)
名古屋市瑞穂区本願寺町3丁目の市道で竹居組が舗装を再施工した。2022年7月26日に撮影(写真:日経クロステック)
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 施工不良が発覚したのは、瑞穂区内で実施した水道管更新工事後の舗装の本復旧工事。竹居組(名古屋市)が20年度と21年度にそれぞれ受注した。

 20年度は、約2億円の契約金額で計2万m2の路面を舗装した。この工事の一部で現場にいた関係者(当時)が21年11月、6カ所の現場で施工の手抜きなど不正があったと市に通報した。

竹居組が再施工を済ませた田辺通5丁目の市道。2022年7月26日に撮影(写真:日経クロステック)
竹居組が再施工を済ませた田辺通5丁目の市道。2022年7月26日に撮影(写真:日経クロステック)
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 市は竹居組へのヒアリングや提出書類のチェックなどで問題の有無を調査。22年春に、瑞穂区役所付近の本願寺町3丁目と瑞穂公園付近の田辺通5丁目の現場で、乳剤散布の2工程のうち最初の工程(プライムコート)で散布不足があったと確認した。施工当時は不正に気づかなかったという竹居組も、この散布不足を認めた。

 施工面積は、本願寺町が約200m2、田辺通が約30m2だ。後工程のタックコートでは適正に散布したという。