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 国土交通省は、道路への太陽光発電施設の設置に関する技術指針を策定する。これまで設置場所の考え方を示した指針がなく、道の駅や料金所の上屋など比較的設置が容易な場所に限られていた。2022年度中に指針案をまとめる方針だ。

道路空間に設置した太陽光発電施設の事例(出所:国土交通省)
道路空間に設置した太陽光発電施設の事例(出所:国土交通省)
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 22年11月16日に開いた社会資本整備審議会道路技術小委員会(委員長:二羽淳一郎・東京工業大学名誉教授)の第17回会合で、太陽光発電施設の設置場所について道路の箇所ごとに適否を提示した。例えば、料金所の上屋や高架下、暫定2車線区間の未着手用地など道路構造や交通への支障がない場所は、設置が可能とした。

太陽光発電施設を導入する道路の箇所ごとの設置適否(出所:国土交通省)
太陽光発電施設を導入する道路の箇所ごとの設置適否(出所:国土交通省)
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 インターチェンジ(IC)付近やトンネル坑口などの法面は、一律で設置を可能とせず個別箇所ごとに検討する必要があると示した。国交省は小委員会で、法面に太陽光パネルなどの荷重が加わっても安定性を確保できるのかどうかを確認すべきだと述べた。

 橋脚や道路照明など道路構造物・付属物への添架は一部で可能とした。道路構造や交通に影響が生じる恐れがあるため原則は設置不可としつつ、構造物・付属物と一体となった内蔵品は認める。車道や自転車道、歩道などの路面を使った太陽光発電は、屋外環境で性能確認試験を実施した上で設置の適否を判断するため、現時点では技術検証中とした。