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阪神高速道路会社が新たに更新事業の対象に加える損傷箇所の例。写真左は32号新神戸トンネル、右は16号大阪港線阿波座ジャンクション付近の高架橋(写真:阪神高速道路会社)
阪神高速道路会社が新たに更新事業の対象に加える損傷箇所の例。写真左は32号新神戸トンネル、右は16号大阪港線阿波座ジャンクション付近の高架橋(写真:阪神高速道路会社)
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 阪神高速道路会社は2023年1月27日、新たに2000億円を投じて老朽化したトンネルや高架橋など延長22kmの区間を更新すると発表した。15~29年度の予定で進めている現行の更新事業に追加する。更新の対象区間は113kmに、事業費は6000億円に増える。

■全区間の4割超が更新の対象に
■全区間の4割超が更新の対象に
(出所:阪神高速道路会社の資料に日経クロステックが加筆)
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 阪神高速は総延長約258kmのうち44%の区間で更新事業を進めることになった。今回追加した更新事業の実施時期は明らかにしていない。

■更新対象は供用40年以上が多いが例外も
■更新対象は供用40年以上が多いが例外も
(出所:阪神高速道路会社)
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 阪神高速は新たな対象区間として32号新神戸トンネルや、16号大阪港線の阿波座ジャンクション(JCT)付近と5号湾岸線の深江浜付近それぞれの高架橋を挙げた。供用年数は、新神戸トンネルと阿波座JCT付近が40年以上なのに対し、深江浜付近は30年に満たない。