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東亜建設工業とスターライト工業（大阪市）は共同で、杭（くい）に30分以内で設置できる桟橋調査用の軽量ユニット足場「SPIDER WEB STAGE」を開発した。軽量でユニット化した3種類の部材をボルトで連結するだけでよく、普通作業員2人がいかだ上で設置できる。潜水士や特殊な設備・技術は不要で、撤去も容易だ。
桟橋調査用軽量ユニット足場「SPIDER WEB STAGE」。写真は墜落防止の手すりが設置された状態（写真：東亜建設工業）
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SPIDER WEB STAGEは、桟橋下での上部工の調査など主に短期間で完了する作業に適した足場だ。調査箇所に設置した後、同日中に作業して撤去まで終えられる。長期間存置しないので、急な気象や海象の変化による足場の損壊リスク低減にもつながる。
ユニット足場の部材は、締め付けリング、張り出し足場、連結足場板の3種類で、重さはそれぞれ1基当たり11kg～22kg。1人で持ち運びが可能だ。
設置方法は、まず締め付けリングを桟橋の杭の周囲にボルトで締め付けて固定し、長さ2mの張り出し足場を6基、リングから放射上に配置。続いて張り出し足場の先端同士を連結足場板でつなぐことで、杭を中心に約25m2の作業床を構築する。耐荷重は300kg。作業床上で同時に2人が作業できる。
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「SPIDER WEB STAGE」の設置手順。左から、締め付けリングの設置、張り出し足場の設置、連結足場板の設置（写真：東亜建設工業）
