米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト松村太郎が、現地シリコンバレー企業の代表格である米アップル(Apple)の動向を追う。アップルにまつわるニュースの読み解き方や、関連製品・サービスに関する独自の評価を交えながら、アップルの実像を明らかにする。
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米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト松村太郎が、現地シリコンバレー企業の代表格である米アップル(Apple)の動向を追う。アップルにまつわるニュースの読み解き方や、関連製品・サービスに関する独自の評価を交えながら、アップルの実像を明らかにする。
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米アップルが2016年モデルで発売した「iPhone 7」以降、スマートフォンからイヤホン端子を取り除く流れが続いている。他社製のAndroidスマートフォンでもイヤホン端子がなくなり、USB Type-Cの接続アダプターが付属するモデルもある。
米アップルと米クアルコムの間で係争中の訴訟を巡り、不可解なニュースが2018年12月10日(米国時間)に報じられた。クアルコムが主張するアップルの知的財産権侵害を中国の裁判所が認め、中国におけるiPhone旧機種の販売と輸入を差し止める判断を下したというものだ。
米アップルは主力のiPhoneの失速が伝わり、今後は販売台数の減少も予想される。それだけにApple Watchをいかに伸ばせるかが成長の大きな鍵を握る。そのApple Watchの最新版、Series 4には非常に重要な機能がある。心電図計測機能だ。
米アップル(Apple)のiPhoneに対する弱気の見通しが、さまざまな方面で確認されている。同社の株価は2018年11月だけで25%以上も下落した。こうした状況からアップルも異例の対策に乗り出している。
米アップルが2018年11月7日に発売した「MacBook Air」と「Mac mini」は性能や機能の大幅な強化を図り、Macの再興を期待できる内容となっている。それぞれの特徴と期待される役割を見ていこう。
米アップル(Apple)の株価がさえない。ここ2週間ほどの急落で今夏の上昇分を帳消しにしただけでなく、さらなる下落トレンド入りが懸念されるほどだ。
米アップルの2018年7~9月期決算は非常に好調だったにもかかわらず、同社株は時間外から売り込まれ、株価が一時急落した。決算発表翌日の11月2日には時価総額が1兆ドルを割り込み、記事執筆時点でも下回ったままだ。投資家はアップルの決算と先行きに、どのような不安を抱いたのだろうか。
プライバシー保護に力を入れる米アップル。ティム・クックCEOは2018年10月にベルギーのブリュッセルで開かれたデータ保護プライバシー・コミッショナー国際会議で規制の必要性を訴えた。ただ、そんな同社の取り組みもまだ完全ではない。
米アップルが2018年10月26日に発売した「iPhone XR」。2018年モデルで唯一10万円を下回る価格を実現し、2018年モデルのスタンダードとして販売の柱になると筆者は考えている。
米アドビは2018年10月に開催した年次イベント「Adobe MAX」で、フルバージョンの「Photoshop」をiPad向けに2019年にリリースすると発表。米アップルのフィル・シラー氏まで登壇し、密な連携をアピールした。
米メディア「Bloomberg Businessweek」が2018年10月(米国時間)に公開した特集記事「The Big Hack:How China Used a Tiny Chip to Infiltrate U.S. Companies」を受け、米テクノロジー企業に衝撃が走った。
米アップルが2018年9月12日(現地時間)に開いたスペシャルイベントで印象的だったフレーズが「写真の新時代(A new era of photography)」だ。iPhoneの2018年モデルからその意味を読み解いてみたい。
米アップルが2018年9月21日に発売したiPhoneの画面サイズはXSが5.8インチ、XS Maxが6.5インチと大型化した。バッテリーの大容量化も考えられたが、iPhone XSのバッテリーはXに比べてわずかに少ない容量にとどまった。バッテリー持続時間はiPhone XRが最も長い。
米アップルが発表したiPhone新版の価格は、XRが749ドルから、XSが999ドルから、XS Maxが1099ドルから。この価格が披露されると会場は凍り付いた。多くの人々が、iPhone XSの価格を100ドル程度下げると考えていたからだ。
シリコンバレーでは様々な企業が自動運転車のテストを行っており、街中で試験走行中の車両を見かける。米アップルもその一社で、2018年8月24日に自動運転車の事故を起こしていた。
米アップルは2018年9月12日(現地時間)、米国カリフォルニア州クパティーノのApple Park内にあるSteve Jobs Theaterでスペシャルイベントを開催し、iPhoneとApple Watchの新製品を発表した。イベントを振り返りながら注目ポイントを紹介しよう。
米アップルは2014年9月に発表したiPhone 6でNFC(近距離無線通信)チップを内蔵し、2014年10月に非接触型の決済サービス「Apple Pay」を始めた。米国では、小売大手がApple Payに対応する動きが目立ってきた。
米アップルは2018年9月12日(米国時間)にスペシャルイベントを開催する。例年通りであれば新iPhoneが発表され、同じ週の金曜日(9月14日)に予約の受け付けを開始、そして翌週の金曜日(9月21日)に発売というスケジュールが濃厚となる。
米国の外交摩擦を受け、米アップルが最も懸念していた事態が顕在化しつつある。iPhoneボイコットだ。トルコのエルドアン大統領は米国による経済制裁に対抗し、米国の電子製品や自動車、酒類、コメ、石炭への追加関税を決定。その中で名指ししたのがiPhoneだった。
米アップルは2018年8月2日(米国時間)、米国企業として初めて時価総額1兆ドルを突破した。ティム・クックCEO(最高経営責任者)は従業員向けのメールで、大台達成を祝福しつつも謙虚に受け止め、未来思考を続けることを呼びかけた。