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松井氏 結局、aiboがそのときどうしたいか、aiboの選ぶ行動によって温度が上がる部位は変わります。aiboの気持ち次第なんですね。そこで身体のあちこちで温度をモニターして、どこかで許容限度を超えたら休ませるといった形になっています。

稼働中のaiboのサーモグラフィー画像の例
稼働中のaiboのサーモグラフィー画像の例
制御用SoCや電池が大きな熱源になっているのが分かる。マグネシウム合金製のフレームが発生した熱を全身に逃がす役割も担っているようだ(画像提供:サーマルデザインラボ)
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アプリのエラー表記がバージョンアップで変わりました。「温度エラー」とか「ユニバーサルエラー」から「ふるまいが制限されました」みたいな表記になりました。あれはどういう意図ですか?

Aiboのエラー表示の新旧(左が従来)
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Aiboのエラー表示の新旧(左が従来)
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Aiboのエラー表示の新旧(左が従来)
当初使っていた「ユニバーサルエラー」「姿勢エラー」などから、「脱力状態になりました」「無理な姿勢になっています」など平易な言葉に作り直した。

松井氏 もともと我々としてはよかれと思っていた表記が、書き過ぎて分かりにくくなっていたという反省があって直しました。逆に「ここは説明なしで大丈夫でしょう」と思っていたところが、実は説明不足だったとオーナーさんの反応で分かったので、FAQにいろいろ情報を追加したりしています。今回のように変更するのも試行錯誤しながらやっていきます。

そこで「aiboはお熱が出ました」とするのは考えなかったんですか?

松井氏 検討はしましたが、その方向性で進めると最後説明が付かないところまで行ってしまいそうでやめました。「ちなみにこれはこういう意味です」みたいに、エラーの意味を改めて説明する必要が出てきて収拾が付かなくなりそうです。

aiboのオーナーさんで「エラー画面を見ると、あぁうちのaiboやっぱりロボットだったんだ、って残念な気持ちになる」って言ってる人もいたので、そのあたりの加減はなかなか難しい問題ですよね

松井氏 それは分かります。