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 戸田建設は、特定天井に対応した耐震天井工法「門天工法」を開発した。鋼製の門型フレームを設置するもので、ブレースを不要とするのが特徴だ。同工法は新築工事だけではなく、耐震改修工事にも適用できる。2017年12月には日本建築センターにおいて技術審査証明を取得した。3月29日に発表した。

門天工法の適用イメージ、天井内部に鋼製の門型抵抗部材を設置する(資料:戸田建設)
門天工法の適用イメージ、天井内部に鋼製の門型抵抗部材を設置する(資料:戸田建設)
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 同工法は、鋼製下地の吊り天井を対象としたもので、50m2に1対の鋼製の門型水平抵抗部材を設置することで天井脱落を防ぐ。ブレースが不要なので、天井内部の設備計画や施工が容易になる。天井内部に多数の配管やダクトを敷設する場合に、従来の工法では、多数の斜め材で補強することが多く、適所に斜め材の設置が困難となるケースが生じていた。

斜め材導入時の天井内部のイメージ。天井内部の設備状況によって補強が困難なケースが存在する(資料:戸田建設)
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門天工法導入時の天井内部のイメージ。50m2に1対と集中的に配置することで、天井内部の設備機器や配管の設計の自由度を高める(資料:戸田建設)
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