雑木林と戸建て住宅を一体で開発する――。住宅生産振興財団は、大手住宅会社8社とともに、街区の中央に雑木林を設ける分譲住宅地を相模原市と茨城県つくばみらい市の2カ所で開発する。居住者が管理組合をつくって、雑木林を共同で管理する。

 「つなぐ森プロジェクト」と名付けられた同事業には、積水ハウス、ミサワホーム、大和ハウス工業、パナソニックホームズ、東京セキスイハイム、茨城セキスイハイム、住友林業、旭化成ホームズの8社が参加する。

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完成予想イラスト。上がつくばみらい市の分譲地、下が相模原市の分譲地。敷地中央に数百本の樹木から成る雑木林を共有スペースとして設ける(資料:住宅生産振興財団)
完成予想イラスト。上がつくばみらい市の分譲地、下が相模原市の分譲地。敷地中央に数百本の樹木から成る雑木林を共有スペースとして設ける(資料:住宅生産振興財団)
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 どちらの分譲地も、中央部に全敷地の約2割を占める1500~3000m2の面積で、400~800本の樹木から成る雑木林をつくる。それを取り囲むように住宅を配置し、居住空間と雑木林が一体となるように開発する。雑木林は道路に面していないので外部の人が入りにくく、子供を安全に遊ばせることができる。自然に囲まれた住空間を求める30代前半から40代後半の子育て世帯がターゲットだ。

 住宅の建設に当たっては、ガイドラインを作成。戸建て住宅の高さを2階建てに統一したり、方角に応じて窓の位置を制限したりする。景観に一体感を持たせると同時に、プライバシーに配慮する。