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 この連載では、日仏友好160周年を機に、パリ市内の近現代建築30件を巡っている。

筆者直筆のパリ市内建築マップ(イラスト:宮沢 洋)
筆者直筆のパリ市内建築マップ(イラスト:宮沢 洋)
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 今回はパリのど真ん中に戻り、セーヌ川近くに立つ5つの建築を取り上げる。この辺りだ。

今回リポートするエリア(イラスト:宮沢 洋)
今回リポートするエリア(イラスト:宮沢 洋)
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 今回はリノベーションが中心。日本でも既存建築の改修や増築の事例は増えてきたが、ここで取り上げる建築に匹敵するものはなかなか挙げるのが難しい。軽々しく使う言葉ではないが、どれも「リノベーションの傑作」と言ってよいだろう。

 出発点は商業施設「フォーラム・デ・アル」にしよう。この施設、パリに詳しくて、その名前を知っている人でも、「え、そんなにすごい建築だったっけ?」という印象かもしれない。そう思った人が思い浮かべたのは、おそらく以前の建物。ここで紹介するのは2016年にリニューアルオープンした後の施設だ。

「フォーラム・デ・アル」のサンクンガーデンを覆う大屋根(写真:日経アーキテクチュア)
「フォーラム・デ・アル」のサンクンガーデンを覆う大屋根(写真:日経アーキテクチュア)
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