打ち合わせの時間までのちょっと空いた時間に、駅で仕事を済ませる――。そうした隙間時間の新たな有効活用に向けて、JR東日本が新事業に取り組む。利便性の高い”駅ナカ”(駅構内)でシェアオフィス「STATION WORK(ステーションワーク)」を展開するものだ。まずは、「STATION BOOTH(ステーションブース)」の実証実験を2018年11月28日から19年2月20日まで行い、利用ニーズを検証する。
ステーションワークは、同社が18年7月に発表したグループ経営ビジョン「変革2027」の一環で、社会課題である働き方改革や、生産性向上のサポートを目的とした事業だ。同社事業創造本部事業戦略グループの市原康史課長は、「社内だけではなく利用客からも、駅の中でのちょっとした空き時間に1人で作業に集中できる空間が欲しいという声があった」と話す。