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 大阪府河南町東山の大阪芸術大学キャンパス内に、妹島和世建築設計事務所(東京都港区)が設計したアートサイエンス学科新教室が竣工し、11月27日に竣工式典と報道向けの内覧会が開催された。設計者の妹島和世氏が施設内を案内した。

1階の「Artscience Salon(アートサイエンスサロン)」を2階から見下ろす。中央左手がメインエントランス(写真:日経アーキテクチュア)
1階の「Artscience Salon(アートサイエンスサロン)」を2階から見下ろす。中央左手がメインエントランス(写真:日経アーキテクチュア)
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竣工式で報道陣に設計趣旨を説明する妹島和世氏(写真:日経アーキテクチュア)
竣工式で報道陣に設計趣旨を説明する妹島和世氏(写真:日経アーキテクチュア)
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 大阪芸大のキャンパスは小高い丘の上にあり、新校舎は入り口から続く坂道を上りきった一番最初の場所にある。キャンパスの新たなアイコンともいえる存在だ。

南から見下ろす。写真左方向に、入り口に向かう下り坂がある(写真:日経アーキテクチュア)
南から見下ろす。写真左方向に、入り口に向かう下り坂がある(写真:日経アーキテクチュア)
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 大阪芸大といえば、1981年に日本建築学会賞を受賞した塚本英世記念館・芸術情報センターをはじめとして、高橋てい一(ていは青へんに光)氏率いる第一工房が1960年代半ばから校舎群を設計したことで知られる。

 妹島氏はこの校舎を設計するにあたり、「まず周囲の環境との調和を考えた」と話す。「新校舎はキャンパスの突端の場所にあるので、既存のキャンパスにつながるようにしつつ、ここが丘の一部であることを感じられるように設計した。高橋てい一先生によるコンクリート打ち放しの建築群は本当に素晴らしく、この施設もコンクリートを生かしたものにしたいと考えた」(妹島氏)