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 大成建設とシステム計測(東京都墨田区)は共同で、300m級の超高層建築物向けの場所打ちコンクリート杭工法「T-EAGLE(ティー・イーグル)杭工法」を開発した。杭の中間部と底部に拡径部(突起)を設けて鉛直支持力を高めることで、掘削土量の削減や工期の短縮につなげる。

大成建設などが開発した「T-EAGLE杭工法」のイメージ。杭の中間部と底部に拡径部(突起)がある(資料:大成建設)
大成建設などが開発した「T-EAGLE杭工法」のイメージ。杭の中間部と底部に拡径部(突起)がある(資料:大成建設)
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 システム計測の「EAGLE杭工法」をベースに開発した。杭の底部のみに突起を設ける同工法は、中高層建築物など約5000件の実績がある。T-EAGLE杭工法では、さらに杭の中間部にも突起を設けた。

 突起を増やすことで杭の支圧面積を大きくできるため、杭1本当たりの鉛直支持力を高められる。鉛直支持力は長期荷重で80MN以上。同じ鉛直支持力を得るのに、突起が1つだけの従来工法では杭が2本必要なところを、T-EAGLE杭工法なら1本で済む。そのため、従来と比べて掘削土量を3割削減し、1カ所当たりの工期を2~3日短縮できる。

同じ鉛直支持力を得る条件下での、従来工法(左)と開発した杭(右)の比較。掘削土量の削減と工期短縮を見込む(資料:大成建設)
同じ鉛直支持力を得る条件下での、従来工法(左)と開発した杭(右)の比較。掘削土量の削減と工期短縮を見込む(資料:大成建設)
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 竹中工務店や大林組、戸田建設などが同様の杭を開発済みだが、杭の中間部に設けた突起の直径に違いがある。竹中工務店が最大4.1m、大林組が最大4.6m、戸田建設のグループが最大4.8mであるのに対して、大成建設などの杭は突起の直径が国内最大の5.5m。その分、杭1本あたりの支圧面積が大きくなるため、他社が開発した杭と比べて鉛直支持力を大きくできる。

従来工法(左)と他社が開発した杭(中央)、大成建設などが開発した杭(右)の比較。大成建設などが開発した杭は、中間部の突起の直径が国内最大で鉛直支持力も大きい(資料:大成建設)
従来工法(左)と他社が開発した杭(中央)、大成建設などが開発した杭(右)の比較。大成建設などが開発した杭は、中間部の突起の直径が国内最大で鉛直支持力も大きい(資料:大成建設)
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