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 仙台市は中心部の再開発を後押しし、都心の機能強化を目指す施策を始める。7月16日に「せんだい都心再構築プロジェクト」を発表し、震災復興の次なるステージとして位置付けた。

「せんだい都心再構築プロジェクト」による仙台市都心の将来イメージ(資料:仙台市)
「せんだい都心再構築プロジェクト」による仙台市都心の将来イメージ(資料:仙台市)
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 郡和子市長は会見で「復興需要の縮小に伴う地域経済への影響や、都心における建築物の老朽化といった問題が顕在化しており、都心の機能強化が大きな課題」と、背景を説明した。都心部に立つオフィスビルの約4割が1981年5月以前に着工した旧耐震基準の建物だという。

 プロジェクトの期間は2019年度から30年度まで。仙台駅、青葉通・一番町、勾当台・定禅寺通の3つのエリアを中心に、回遊性の高いまちづくりを目指す。