全1521文字
PR

 日本CLT協会は、2020年2月25日、26日の2日間、日本建築総合試験所(大阪府吹田市)内に新たに完成したCLT遮音実験棟の見学会を開催。参加者が遮音性能を体感した。

2020年2月に日本建築総合試験所内に完成したCLT遮音実験棟(写真:田口 由大)
2020年2月に日本建築総合試験所内に完成したCLT遮音実験棟(写真:田口 由大)
[画像のクリックで拡大表示]

 遮音体感では、天井や床の遮音性能を強化した居室と、全く強化していない居室の2つを用意。各居室の2階で「歩く」「パイプ椅子を引きずる」「重いボールを落とす」の3つの方法で音を発生させ、1階に伝わる音の差を11人の被験者が体感した。その結果、歩いたり椅子を引きずったりした場合に、2つの居室間で「大きな差を感じる」と答えた人が多かった。

2階の床に重いボールを落下させているところ。この衝撃音を、1階の被験者が聞き取る(写真:田口 由大)
2階の床に重いボールを落下させているところ。この衝撃音を、1階の被験者が聞き取る(写真:田口 由大)
[画像のクリックで拡大表示]

 CLT(直交集成材)はCross Laminated Timberの略称で、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料だ。高い耐震性能や断熱性能を備えていることから、戸建て住宅や中層の共同住宅に導入が広がりつつある。ただし、RC(鉄筋コンクリート)造の構造物と比べて遮音性に難があるといわれ、その改善が技術上の課題の1つになっている。