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 新型コロナウイルスの影響が建設業界にも広がっている。感染拡大防止策を発表する建設会社や設計事務所が相次ぐなか、五洋建設(東京都文京区)の社員1人が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。同社が2020年3月5日に発表した。

五洋建設は2020年3月5日に、社員1人が新型コロナウイルスに感染していたことを発表した(資料:五洋建設)
五洋建設は2020年3月5日に、社員1人が新型コロナウイルスに感染していたことを発表した(資料:五洋建設)
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 感染した社員は本社の営業部に所属する50代の男性。20年2月25日まで出社していた。翌26日未明に発熱し、同日に医療機関を受診。その後は自宅待機していた。20年3月4日に感染が確認された。

 同社は、感染者と同じ部署の全社員と、座席が近い社員などに20年3月10日までの自宅待機や在宅勤務を指示し、健康状態の経過観察を実施している。感染者と接触した可能性がある取引先への連絡と、社内の消毒作業を実施した。

 同社広報グループの佐藤豪担当部長は「感染を確認した社員に直近の渡航歴はない。イベントなどにも参加しておらず、感染経路が分からない」と困惑する。業務への影響について佐藤担当部長は、「取引先などへの営業はできなくなるが、社内業務については他部署の社員がバックアップするため大きな影響はないとみている」と説明する。

 同社は清水琢三社長を本部長とするリスク対策本部を設置し、20年2月26日から現場を含む全ての事務所において、時差出勤や在宅勤務の実施、イベントや講演会の開催自粛などの対策を講じている。

■変更履歴
五洋建設から発表内容について修正の申し出があり、2段落2行目の「同日深夜に発熱し、翌26日に医療機関を受診」を「翌26日未明に発熱し、同日に医療機関を受診」に訂正しました。[2020/03/06 11:30]