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 政府による緊急事態宣言発令以降、多くの企業がテレワークを導入した。その影響で、住宅内の働きやすい空間として「書斎」のニーズが高まっている。大和ハウス工業は2020年6月1日、テレワークを想定し、防音室の独自技術などを採用した2タイプの住宅提案を新たに開始した。

 開発に先立ち、同社は4月に社員約3600人を対象として、テレワークで経験した住宅の課題や要望についてアンケート調査を実施した。回答には、「オンライン会議で家族の声や音が入るので仕事専用の空間が欲しい」「仕事に集中したいが、子供から目を離すこともできない」といった声が上がった。

 新たに発表した住宅提案は、防音に特化した「快適ワークプレイス」と、室内窓を通してリビングなどが見える「つながりワークピット」だ。いずれも約5m2の納戸空間があれば設置できる。

大和ハウス工業が2つの住宅提案を発表。写真は、「快適ワークプレイス」のイメージ。写真右奥の角に、室内音響を調整する「コーナーチューン」を設置する(写真:大和ハウス工業)
大和ハウス工業が2つの住宅提案を発表。写真は、「快適ワークプレイス」のイメージ。写真右奥の角に、室内音響を調整する「コーナーチューン」を設置する(写真:大和ハウス工業)
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 快適ワークプレイスでは、同社が06年から提案してきた防音室「奏でる家」の技術を採用する。部屋の角に「コーナーチューン」と呼ぶ独自の音響システムを設置し、音の響きのバランスを整える仕組みだ。45dBA(デシベルエー)と図書館並みの静けさで、仕事に集中できる。また、狭い空間でも音が反響しにくく、オンライン会議などでも声がクリアに届くという。

快適ワークプレイスのプラン例。新築注文戸建ての場合、約71万5000円からの追加費用で設置できる(資料:大和ハウス工業)
快適ワークプレイスのプラン例。新築注文戸建ての場合、約71万5000円からの追加費用で設置できる(資料:大和ハウス工業)
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