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 竣工から2年後に最初の雨漏りが発生。補修を繰り返すも改善せず、調査では原因が特定できない──。苓北町民ホールの所有者である町は、雨漏りするガラス面と傷んだ板張りの外壁を鋼板で覆う大改修に着手した。

雨漏り対策で板張りの外壁とガラス面の大半を鋼板で覆う工事を進める熊本県苓北町の町民ホール。2020年6月18日撮影(写真:日経アーキテクチュア)
雨漏り対策で板張りの外壁とガラス面の大半を鋼板で覆う工事を進める熊本県苓北町の町民ホール。2020年6月18日撮影(写真:日経アーキテクチュア)
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 繰り返される雨漏りに万策尽きて、特徴的な外観を大きく変える改修工事を2020年3月13日から進めている「苓北町民ホール(志岐集会所)」。「くまもとアートポリス」事業の下で02年3月に竣工した、熊本県苓北町に立つ有名建築だ。

 建築設計者が住民との議論を重ねてつくり上げるワークショップ方式の成功例として話題を呼び、03年には日本建築学会賞作品賞を受賞するなど高い評価を得た。同ホール館長の江上繁隆氏は「年に数回、全国から見学者が訪れる」と話す。

 しかし、竣工からわずか2年後の04年に雨漏りが発生。補修を繰り返してきたが、改善しなかった。町はついに1億円超を投じて建物全体を鋼板で覆い、雨水の浸入経路を徹底的に排除することにした。

左が竣工当時、右が改修工事中の南側外観。写真右手の外壁が大きく張り出した開口部分に階段と出入り口がある。波状の外観と、大きなガラス面が特徴だ(写真:左は安川 千秋、右は日経アーキテクチュア)
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左が竣工当時、右が改修工事中の南側外観。写真右手の外壁が大きく張り出した開口部分に階段と出入り口がある。波状の外観と、大きなガラス面が特徴だ(写真:左は安川 千秋、右は日経アーキテクチュア)
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左が竣工当時、右が改修工事中の南側外観。写真右手の外壁が大きく張り出した開口部分に階段と出入り口がある。波状の外観と、大きなガラス面が特徴だ(写真:左は安川 千秋、右は日経アーキテクチュア)