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 ヤマダホームズ(群馬県高崎市)は、大型台風やゲリラ豪雨による浸水被害を抑制することを目的に「水害対策仕様」の住宅の販売を2020年9月1日から開始した。同社がラインアップする全ての商品に、オプションとして用意する。例えば、同社の「ネクシス」に採用した場合、オプションを含めた坪単価は約45万円(税抜きの本体工事価格、止水板の設置費用は除く)になる見込みだ。

ヤマダホームズが進める水害対策仕様の全容。全ての商品にオプションとして用意する(資料:ヤマダホームズ)
ヤマダホームズが進める水害対策仕様の全容。全ての商品にオプションとして用意する(資料:ヤマダホームズ)
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 同仕様は、2つの基本コンセプトに基づいて開発された。1つは、浸水を最小限に食い止めて復旧しやすくすること。もう1つは、設計上の配慮によって浸水被害を受けても最低限の生活を維持することだ。

 第1の浸水被害を抑制する工夫として、1階の床上浸水レベルを地盤から1m未満と想定したうえで、建物周囲に浸水ハザードマップで想定されている浸水水位以上の高さの塀を設置する。玄関や車庫など開口部の前には止水板を設けて浸水を防ぐ。

 建物本体では、ベタ基礎と立ち上がり部の継ぎ目や、貫通サヤ管の周囲に止水措置を施して建物への浸水を最小限にとどめる。さらに汚水ますには逆流防止弁を設置して、下水道管内の汚水が宅内のトイレや風呂場に逆流することを防止する。仮に床下に浸水した場合でも、速やかに排水できるよう基礎の内部には水抜きを設ける。洪水の発生時には水抜きに蓋をして浸水を防ぎ、排水時だけ蓋を開ける。