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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京・渋谷、以下CCC)は2020年10月26日、同年4月1日に施行された改正意匠法から認められるようになった「内装の意匠」において、同社が特許庁に出願していた「蔦屋(つたや)書店」の内装が登録第1号になったと発表した。

「内装の意匠」が登録された「蔦屋(つたや)書店」。写真は、天井までの高さがある書架に囲まれたロングテーブルのある内装を取り入れた「羽田空港 蔦屋書店」(写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
「内装の意匠」が登録された「蔦屋(つたや)書店」。写真は、天井までの高さがある書架に囲まれたロングテーブルのある内装を取り入れた「羽田空港 蔦屋書店」(写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
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 今回登録されたのは、天井までの高さがある書架に囲まれたロングテーブルのある内装の意匠と、CCCが「本の小部屋」と呼ぶ、書架で囲まれた小部屋が連続する空間の意匠だ。前者は「羽田空港 蔦屋書店」、後者は「奈良 蔦屋書店」でそれぞれ取り入れた内装である。CCCは20年4月の出願時点での最新店として、この2店舗を挙げて新規性を打ち出した。そして今回、内装の意匠が登録された。

書架で囲まれた小部屋が連続する空間1(写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
書架で囲まれた小部屋が連続する空間1(写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
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 CCCは11年に都内に、本や雑貨などを扱う新業態店舗「代官山 蔦屋書店」を開業。以来、「居心地のいい空間づくり」を追求してきた。そして20年4月の改正意匠法の施行に合わせ、上記2店を含む3カ所の最新の内装を出願していた。今回、そのうち2つの内装の意匠が登録されたことになる。

 内装の意匠は「個店」にひもづくものではない。CCCはこれから出店する蔦屋書店やその他の店舗で、今回の内装の意匠を取り入れて他店と差異化を図ることができる。

 一方、登録されなかった残り1つは、CCCが指定管理者になっている和歌山市の図書館の内装だ。同社が「えほんの山」と呼ぶ、本を積み上げたような内装の意匠である。CCCは「この先登録される可能性があるのか、現時点では分からない」(広報)としている。

「えほんの山」と名付けられた空間(写真:和歌山市)
「えほんの山」と名付けられた空間(写真:和歌山市)
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