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 JR東海の子会社で不動産開発を手掛ける名古屋ステーション開発(名古屋市)は、JR名古屋駅近くの新幹線高架下に、地上2階建て、延べ面積約860m²の木造テナントビル「笹島高架下オフィス」を建設する。制約が多い高架下で木造の軽さを生かしながら、剛性が高い複合材料を使って広い空間をつくる。2022年3月竣工予定で、設計者はMARU。architecture(マルアーキテクチャ、東京・台東)。施工者は未定だ。

「笹島高架下オフィス」の外観イメージ(資料:帝人)
「笹島高架下オフィス」の外観イメージ(資料:帝人)
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 笹島高架下オフィスでは、木造かつ広いオフィス空間が特徴だ。柱スパンを約8~12mとし、2階は片持ち梁で約3.3m張り出す構造とする。また、電車が通過する際などに発生する高架橋の振動が建物に伝わらないように配慮。柱スパンを飛ばしたり片持ち梁で張り出したりして、高架橋の躯体(くたい)と建物の部材の間に距離を設ける計画だ。

 MARU。architecture共同主宰の森田祥子氏は「オフィスは均質な空間とならないよう、スキップフロアを設ける計画だ」と話す。空間のバリエーションを用意することで、利用者が多様な働き方について考えるきっかけになることを狙う。