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 鹿島が鉄骨の製品検査のリモート化を進めている。スマートフォンの映像などを基に検査を済ませられるのがメリットだ。施工者や設計者などが遠方の鉄骨製作工場に足を運ばずに済むため、これまで1日に1工場が限界だった検査を、2工場で実施することが可能になる。新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)するリスクも減らせる。

 鹿島が導入を進める遠隔検査では、ビデオ会議システム「Zoom」を通じて図面や映像などを工場と共有し、書類検査や鉄骨製品の対物検査を実施する。対物検査では、米Apple(アップル)の「iPhone 11 Pro」を手ぶれ防止用のジンバルに装着し、工場側で鉄骨を撮影。映像を通じて鉄骨の寸法を確認したり、溶接部の表面に穴がないことを確認したりする。第三者機関が現地で実施する超音波探傷検査の結果なども映像を通じて共有する。

 鹿島横浜支店建築部生産推進サポートグループの倉本太一氏は、「溶接部など細かい部分を確認するには、画質の良い映像が必要だ。iPhone 11 Proなら十分に対応できる」と話す。

遠隔地から鉄骨の製品検査を実施する様子。工場の映像などを基に検査を進める(写真:鹿島)
遠隔地から鉄骨の製品検査を実施する様子。工場の映像などを基に検査を進める(写真:鹿島)
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工場側で鉄骨製品を撮影し、鹿島の担当者が遠隔地で確認する仕組みだ(写真:鹿島)
工場側で鉄骨製品を撮影し、鹿島の担当者が遠隔地で確認する仕組みだ(写真:鹿島)
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