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 SNS(交流サイト)の投稿をAI(人工知能)で分析して災害の発生を検知するサービスを展開するSpectee(スぺクティ、東京・千代田)は、AIを活用して水害発生時の浸水範囲や浸水深を3Dマップ上に再現する技術を開発した。リアルタイムで被害状況を可視化することで、自治体の災害対応計画の作成などに役立てる。2021年5月17日に発表した。

Specteeが開発したAIによる浸水範囲と浸水深の推定図(資料:Spectee)
Specteeが開発したAIによる浸水範囲と浸水深の推定図(資料:Spectee)
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 スペクティが開発したAIは、SNSに投稿された画像1枚で、浸水範囲や浸水深を可視化する。SNSに1枚目の画像が投稿されてからAIが被害推定図を出力するまでにかかる時間は10分程度で、撮影地点から約10km四方の被害状況を推定できる。

 同社の村上建治郎CEO(最高経営責任者)は、「これまでは被害が落ち着いて現地調査などを行ってから浸水想定図を作製するなど、被害状況の把握に時間がかかっていた。当社が開発した技術はリアルタイムで浸水範囲や浸水深を把握できるので、どこに避難すればいいかがすぐに分かり、被害を抑えるのに役立つ」と自信を見せる。