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 大林組は、軸部に節を設ける場所打ちコンクリート杭「ナックル・パイル」の支持力を国内最大級の170MNに向上させ、日本建築センターの一般評定を取得した。高さ500mを超える超高層建築物などへの適用を見据えている。2021年12月23日に発表した。

 ナックル・パイルは、中間部の節によって支持力や引き抜き抵抗力を高める点が特徴だ。アースドリル掘削機で軸部を掘った後、専用のバケットの翼が回転し地盤を削り取って節を設ける。最後に鉄筋籠やトレミー管を建て込み、生コンを打設する。

ナックル・パイルの施工手順(資料:大林組)
ナックル・パイルの施工手順(資料:大林組)
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ナックル・パイルの節を設けるためのバケット(資料:大林組)
ナックル・パイルの節を設けるためのバケット(資料:大林組)
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 大林組は09年、この杭について日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得。国内でタワーマンションなど23件に適用してきた。

 従来の最大支持力は100MN。高さ500m超の建物に用いる場合、杭の本数を増やす対応では現実的な計画ではなくなってしまう。支持力を高めたナックル・パイルについて日本建築センターから一般評定を取得することで高さ500m超の建物や大スパンの建物に対応する。