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 東京・丸の内、スターバックスの前で停止していた配送ロボットが動き出す。ビルの自動ドアを抜け、テラス席へと自動で商品を運んだ──。3Dデジタルマップを使った走行実証実験で見えた成果と課題とは。

 実験の主体は大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会。三菱地所や三菱地所設計、高精度3次元地図データの作製を手掛けるアイサンテクノロジーと連携し、実証実験を実施した。使用した3Dデジタルマップは、屋内のBIMデータと、東京都が持つ屋外3Dデータから構築。このマップをもとにデジタルデータを使ってシミュレーションし、実際にその通りにロボットが走行するかどうかなどを検証した。実験期間は2022年1月22日から25日までだった。

 客がWebブラウザで遠隔注文した商品を、スターバックスコーヒー丸の内三菱ビル店からロボットが丸の内仲通りアーバンテラスにあるテーブルまで配送する。実際に、店舗から屋外のテーブルまで約180mの距離を時速約3kmで走行して商品を届けた。期間中、約100人が体験した。

ロボットが丸の内二丁目ビルから屋外へ出る様子。屋内外を統合した3Dデジタルマップデータを使用して走行するため、屋内から屋外へとスムーズに移動できる。実証実験の際は、安全のため、走行中のロボットと監視・操作者をひもで結んでいる。実証実験の期間は22年1月22日から25日だった(写真:日経クロステック)
ロボットが丸の内二丁目ビルから屋外へ出る様子。屋内外を統合した3Dデジタルマップデータを使用して走行するため、屋内から屋外へとスムーズに移動できる。実証実験の際は、安全のため、走行中のロボットと監視・操作者をひもで結んでいる。実証実験の期間は22年1月22日から25日だった(写真:日経クロステック)
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スターバックスコーヒー丸の内三菱ビル店から、丸の内仲通りアーバンテラスにあるテーブルまで、ロボットが無事に商品を届けた(写真:日経クロステック)
スターバックスコーヒー丸の内三菱ビル店から、丸の内仲通りアーバンテラスにあるテーブルまで、ロボットが無事に商品を届けた(写真:日経クロステック)
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実証実験の走行ルートを示した図(資料:大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会)
実証実験の走行ルートを示した図(資料:大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会)
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