コマツなどが2021年に設立したEARTHBRAIN(アースブレーン、東京・港)は、デジタルツインと人工知能(AI)を活用して土工事の施工計画を短時間で立案するサービス「Smart Construction Simulation(スマート・コンストラクション・シミュレーション)」の提供を開始した。従来は施工計画の作成に数週間から数カ月を要していたが、同サービスであれば1日で精度の高い計画を導き出せる。
同サービスは次のような手順で利用する。
まず、クラウド上に3次元の設計データと地形データを登録し、工期や機械編成などの施工条件を入力。すると、登録したデータから、運搬土量が最小となるような切り土量と盛り土量を自動で計算する。
続いて、最適な土量配分計画を実現するためのエリア分割、ダンプトラックの走行ルートを踏まえた施工手順、重機の稼働率などを算出。工期が最短となる施工計画を立案する。