東京大学生産技術研究所の本間裕大准教授と、リアルタイム技術に強みを持つセックは2022年9月14日、人々の交流が生まれやすい場所を可視化する空間設計ソフトウエア「Convex Space Visualizer(コンベックス・スペース・ビジュアライザー)」をGitHub(ギットハブ)で無償公開した。
同ソフトウエアは建築・都市空間の平面形状を基に、人々の交流が生まれやすい場所を色の濃淡を用いてリアルタイムに可視化できる。交流が生まれやすい場所を濃い色で、個人が静かに過ごしやすい場所を白色で示す。
奥まった部分が多いほど、出力に時間がかかる。平面が複雑な凹凸を持つことで知られる「House O」(設計は藤本壮介建築設計事務所)のフロアプランなら、約1分で出力が可能だ。分析する空間の形状は、ソフトウエア上で画像をトレースして作成したり、CADデータをCSV形式に変換したものを読み込んだりできる。