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 熊本県の小国町森林組合は、2022年10月17日に開催した原木市場に電子入札アプリを本格導入し、約884m3を電子入札で販売した。ソフトウエア開発を手掛けるアステリアと組み、同社のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」で電子入札アプリを開発した。スタンダードプランを50ユーザー分利用しており、料金(税込み)は月額3万5200円で森林組合が負担する。

小国町森林組合は原木市場に電子入札アプリを導入した。市場は年間25回開催される(写真:小国町森林組合)
小国町森林組合は原木市場に電子入札アプリを導入した。市場は年間25回開催される(写真:小国町森林組合)
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 電子入札アプリを使った木材販売は、次のような手順で進める。

 事前準備として森林組合が番号やサイズといった木材の情報をエクセルで入力し、アプリにインポートする。原木を買い付けるために市場を訪れる人は、自分のスマートフォンに電子入札アプリをダウンロード。そこから入札希望額を入力すると、森林組合の職員のスマホに入札情報がリアルタイムで表示される。職員は電子入札アプリ内で落札者を決め、結果を落札者に通知する。

 電子入札アプリにはソート機能が付いており、職員は簡単に原木の最高値を確認したり落札者を決定したりできる。入札データは全てクラウド上に保管され、需要が高い原木のサイズや樹種の傾向を分析するのも容易だ。

 小国町森林組合は電子入札アプリを本格導入した市場の様子を、次のように振り返る。「総じて問題なく導入できた。2~3人ほどスマホに慣れていない人がいたが、少し手伝うだけで使えるようになり、大きな混乱はなかった。十分運用できそうな手応えを得ている」

電子入札アプリの画面イメージ(出所:アステリア)
電子入札アプリの画面イメージ(出所:アステリア)
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