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 大成建設とカネカは2022年10月11日、ガラス手すりと一体化した太陽光発電システム「バルコニー用『T-Green Multi Solar(ティー・グリーン・マルチ・ソーラー)』」を開発したと発表した。一般的に超高層マンションでは屋上に太陽光パネルを設置しているが、屋上には設備機械などがあり設置できるスペースが限られ、発電量も限られていた。同システムはバルコニーを活用するので、広い面積でより多くの発電量を確保できるようになる。

バルコニー用「T-Green Multi Solar」の導入イメージ(出所:大成建設)
バルコニー用「T-Green Multi Solar」の導入イメージ(出所:大成建設)
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バルコニー用「T-Green Multi Solar」のハーフタイプの仕組み。透明ガラスとソリッドを上下に組み合わせて、室内からの眺望を確保した(出所:大成建設)
バルコニー用「T-Green Multi Solar」のハーフタイプの仕組み。透明ガラスとソリッドを上下に組み合わせて、室内からの眺望を確保した(出所:大成建設)
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 バルコニー用ティー・グリーン・マルチ・ソーラーは一般的なバルコニーのガラス手すりと同等以上の耐久性・強度があり、30年以上高効率な発電を持続できるという。停電時には非常用電源として使用可能だ。

 展開するのは次の3タイプ。透過性のない「ソリッドタイプ」と、ストライプ状に太陽電池を配置して透過性を確保した「シースルータイプ」、そして透明ガラスとソリッドを上下に組み合わせた「ハーフタイプ」だ。ハーフタイプは、バルコニー下方からの視線のカットと室内からの眺望を両立する狙いがある。ユニット単位数を幅1m、高さ1.1mとした場合の1枚当たりの定格出力はおおむね、ソリッドタイプで160ワット、ハーフタイプで107ワット、シースルータイプで56ワットだ。