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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が2022年11月20日(現地時間)に開幕した。7大会連続出場を成し遂げ、初のベスト8入りを目指す日本代表は、1次リーグE組に入り、ドイツ、コスタリカ、スペインと決勝リーグ進出をかけて対戦する。観戦時には、試合が開催されるスタジアムにも注目したい。

 W杯開催に向けてカタール国内では7つのスタジアムが新設、1つのスタジアムが改修された。スタジアムの設計を手掛けたのは英Foster + Partnersや英Zaha Hadid Architectsなどの建築設計事務所だ。多くのスタジアムが、施設の後利用を踏まえた環境配慮の取り組みを掲げる。年間平均気温27度と灼熱(しゃくねつ)のカタールでは、暑さ対策も必須となった。

 開会式の舞台となったのは、カタール北部のアル・ホールに立つAl Bayt Stadium(アル・バイト・スタジアム)だ。この地域にかつて住んでいた遊牧民の伝統的なテントをモチーフとして、レバノンのDar Al-Handasahが設計した。巨大なテント構造の屋根で、スタジアム全体を覆っている。テントの大きさは372.5m×310mにもなる。スタジアムの収容人数は最大6万人。 

Al Bayt Stadiumの外観。遊牧民が使用していた伝統的なテントをモチーフとして、レバノンのDar Al-Handasahが設計した(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
Al Bayt Stadiumの外観。遊牧民が使用していた伝統的なテントをモチーフとして、レバノンのDar Al-Handasahが設計した(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
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スタジアムを372.5m×310mのテントで覆っている。屋根は開閉式だ(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
スタジアムを372.5m×310mのテントで覆っている。屋根は開閉式だ(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
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 大会終了後、モジュール式のスタンド上段部は撤去し、カタール国内のスポーツ施設で再利用する。スタジアム上層階のコンコースはホテルとして活用し、施設内にはショッピングセンターやフードコート、ジム、多目的ホールを設ける予定だ。

Al Bayt Stadiumの内観(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
Al Bayt Stadiumの内観(写真:Supreme Committee for Delivery and Legacy)
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