全1774文字
PR

 宅配ボックス大手のナスタ(東京・港)は、24時間監視カメラと宅配事業者に自動音声指示を出せる機能を併せ持つインターホンの一般販売を2023年3月1日に開始した。戸建て住宅におけるセキュリティーの強化と荷物受け取りの利便性向上を狙う。価格はオープン。

新しいインターホン。写真左が外に設置する子機で、赤いランプが点灯している間は、カメラでインターホン前方を撮影中。写真右が室内に設置する親機で、録画データはmicroSDカードに保存する。インターホンによる呼び出しにはスマートフォンなどで応対するため、親機にモニターはない(写真:日経クロステック)
新しいインターホン。写真左が外に設置する子機で、赤いランプが点灯している間は、カメラでインターホン前方を撮影中。写真右が室内に設置する親機で、録画データはmicroSDカードに保存する。インターホンによる呼び出しにはスマートフォンなどで応対するため、親機にモニターはない(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]
接続のイメージ。屋内の親機と屋外の子機は有線接続のため、電気工事が必要だ(出所:ナスタ)
接続のイメージ。屋内の親機と屋外の子機は有線接続のため、電気工事が必要だ(出所:ナスタ)
[画像のクリックで拡大表示]

 新しいインターホン「Nasta Interphone(ナスタインターホン)」には通常の呼び出しボタンの他に、宅配専用ボタンが付いている。宅配事業者がこのボタンを押すと、居住者があらかじめ登録しておいた自動音声メッセージが流れ、置き配などの指示を伝えられる。メッセージの内容は、専用アプリで編集可能だ。

 肉声を録音するのではなく、自動音声を活用する。こうして居住者の性別や年代といった個人属性を特定しにくくしている。

 24時間監視カメラは訪問者の有無にかかわらず、玄関先の様子を絶えず録画し続ける。子機の赤いランプが点灯している間は撮影中であることを示し、録画したデータは親機のmicroSDカードに保存する。子機に内蔵するセンサーが録画映像の中から人を検知すると、その部分だけを切り出して登録した居住者のスマートフォンなどに動画を転送してくれる。在宅時、外出時を問わず、玄関先に不審な人がいないか確認しやすい。

 ナスタは大和ハウス工業と共同開発した宅配ボックス「Next-Dbox+S(ネクスト・ディーボックス プラスエス)」も、23年2月27日に発表した。両社で開発した既存の宅配ボックスに、ナスタインターホンを搭載した新製品だ。防犯の観点から、玄関ドアから離れた場所に設置する門柱型の宅配ボックスをベースに開発している。門柱はコンクリート基礎にアンカーボルトで固定するので、新築住宅だけでなく、既存の住宅にも後付けできる。

 Next-Dbox+Sは、同年4月1日から販売する。まずは大和ハウス工業の分譲住宅の購入者を対象に販売を始める予定だ。価格はボックスのサイズで異なる。宅配ボックスの大きさが幅225mm×高さ440mm×奥行き350mmの「スリムタイプ」「ワイドタイプ」は各35万2000円。同じく幅370mm×高さ600mm×奥行き365mmと大きめな「オーバータイプ」は39万6000円(いずれも税込み、設置費は別)

Next-Dbox+Sの立ち姿。メール便対応の郵便受けと宅配ボックスを持つ。写真左の2台がスリムタイプ、ワイドタイプで、右がオーバータイプ(出所:大和ハウス工業)
Next-Dbox+Sの立ち姿。メール便対応の郵便受けと宅配ボックスを持つ。写真左の2台がスリムタイプ、ワイドタイプで、右がオーバータイプ(出所:大和ハウス工業)
[画像のクリックで拡大表示]