
ニュース解説:建築・住宅
目次
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20年8月期:14カ月連続で減少、住宅着工戸数は9.1%減
国土交通省によると、2020年8月の住宅着工戸数は6万9101戸で、前年同月比9.1%減となって14カ月連続の減少だった。季節調整済み年率換算値は前月比1.0%減の81万9000戸だった。
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ヤマダホームズが水害対策仕様の住宅
ヤマダホームズ(群馬県高崎市)は、大型台風やゲリラ豪雨による浸水被害を抑制することを目的に「水害対策仕様」の住宅の販売を2020年9月1日から開始した。同社がラインアップする全ての商品に、オプションとして用意する。例えば、同社の「ネクシス」に採用した場合、オプションを含めた坪単価は約45万円(税抜…
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体育館アスベスト訴訟で北九州市に賠償命令、管理責任を認める
北九州市立総合体育館で設備の管理業務などに従事していた男性が肺がんで亡くなったのは石綿(アスベスト)のばく露が原因だとして、遺族が慰謝料などを求めた訴訟で、福岡地方裁判所は2020年9月16日に判決を下した。アスベストのばく露との因果関係を認め、市と管理会社の太平ビルサービス(東京・新宿)に連帯し…
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学校の壁の中から大量の廃棄物、建設会社に50億円請求
前田建設工業は「学園側責任者の同意を得た」と反論
石川県輪島市にある日本航空学園能登空港キャンパス内の校舎などの壁の中から、石こうボードの端材などの廃棄物が見つかった。学校を運営する日本航空学園は、工事を請け負った前田建設工業に撤去費用など約50億円を請求したことを明らかにした。
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未知のスーパー台風も想定し建物への影響を予測する技術を竹中工務店が開発
竹中工務店は、広範囲の市街地をデジタル空間に再現し、過去の台風や将来発生する可能性があるスーパー台風を想定した数値シミュレーションができる数値風洞「Kazamidori」を開発した。
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首都圏で「借りて住みたい街」がコロナ禍を背景に大変動、あの人気エリアも?
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULL(ライフル、東京・千代田)は2020年9月8日、「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」を公表した。このランキングは、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が顕著だった4月1日から8月18日までの間に同サイトに掲載…
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レオパレス施工不備問題、工事監理者3人の建築士免許取り消し
国土交通省は2020年9月8日、中央建築士審査会の同意を得て、一級建築士3人の免許を取り消す懲戒処分を下したと発表した。3人は、18年4月から施工不備のアパートが相次いで発覚したレオパレス21の社員、あるいは元社員だ。一連の問題で懲戒処分が下されたのは、19年12月に続き2度目となる。
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「コロナ後も都市集積のメリットは変わらず」国交省が識者61人に聞き取り
国土交通省は「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」と題する論点整理を公表した。同省は20年秋ごろをめどに検討会を設置し、新たな街づくりを支える施策について議論を始める考えだ。
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地震時に免震層に入らず安全確認できる変位計、竹中工務店が従来品の半値で開発
竹中工務店は、地震時に免震建物がどれだけ変位したかをリアルタイムで確認できる「直立型変位計」を開発し、同社の社員寮や横浜市役所新庁舎に導入した。これまで主流の変位計は免震層に人が入って計測値を確認する必要があり、余震が続く期間などは安全面で課題があった。新しい変位計は、免震層に人が入らなくてもデー…
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ダクトを使わず空気を部屋の隅々まで送る新空調システム
新菱冷熱工業(東京・新宿)と三菱地所設計(東京・千代田)は、ダクトを使わずに空気を部屋の隅々まで送れる新空調システムを実プロジェクトに初めて導入した。部屋全体の空気をよどみなく入れ替えるとともに、均一な温熱環境によって快適で省エネルギーなオフィス空間を実現する。2020年8月24日に発表した。
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決算ランキング:詳細データ
日経アーキテクチュアが調査した建築関連企業決算の「詳細データ」です。
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レオパレス施工不備訴訟、「界壁なし」でもオーナーの賠償請求を棄却
提訴時点で築23年、「請求権消滅」と岐阜地裁
レオパレス21の施工不備問題を巡り、岐阜市のアパート所有者が同社に補修費など約2000万円の損害賠償を求めた裁判で、岐阜地方裁判所は2020年8月26日、原告側の訴えを棄却する判決を下した。問題となった共同住宅は提訴時点で築20年を超えていたことから、判決は原告には「請求権がない」とした。原告は控…
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リスク評価に容積率緩和、動き出す「水害に強い街づくり」
国土交通省の検討会は2020年8月31日、水害の頻発や激甚化などに対応した街づくりを進めるために、ハザード情報を充実させたり、地域ごとにリスクを評価して防災対策などに生かしたりする必要があるとする提言を発表した。
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「7月豪雨」被災の熊本県で木造仮設住宅の入居が開始
2016年熊本地震での改善点を生かしたプラン
「令和2年7月豪雨」で多大な被害を受けた熊本県人吉市、山江村、相良村の3地域で、木造の応急仮設住宅団地、合計24棟56戸が2020年8月20日に完成した。同月22日に鍵の引き渡しを行い、入居が始まった。
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既存の玄関ドアを後付けでリモコン化、タッチレスで開閉
開き戸タイプの玄関ドアに後付けできるリモコンシステムで、開閉や施錠・解錠がタッチレスに――。LIXILが2020年9月1日に本格販売を開始した玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC(ドアック)」は、こうした機能を備えた製品だ。
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「壁倍率約20倍」など軸組みの高強度耐力壁、木住協が仕様公開
日本木造住宅産業協会(木住協)は、木造軸組み工法向けで壁倍率換算が最大19.2倍相当となる高強度な耐力壁を開発し、一般公開した。木住協が開く講習会に参加すれば非会員でも利用可能だ。
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としまえん跡地に「ハリポタ」体験施設、2023年前半に開業へ
西武鉄道などが契約締結、英ロンドンに次ぐ世界で2カ所目の施設に
2020年8月31日に94年の歴史に幕を下ろした遊園地「としまえん」(東京都練馬区)。その跡地の一部に、映画「ハリー・ポッター」の世界を体験できる施設が23年前半に開業することが決まった。西武鉄道とワーナーブラザースジャパンなどが20年8月18日に発表した。
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20年7月期:13カ月連続で減少、住宅着工戸数は11.4%減
国土交通省によると、2020年7月の住宅着工戸数は7万232戸で、前年同月比11.4%減となって13カ月連続の減少だった。利用関係別に見ると、前年同月比で持ち家と貸家、分譲住宅のいずれもマイナスだった。
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基礎型枠にプレカットした発泡スチロール、再利用する型枠の在庫が不要
建設資材や工法の企画開発などを手掛けるピトン(東京・港)は、工場でプレカットする打ち込み型枠を用いた住宅用基礎の新工法「eLbase(エルベス)工法」を開発した。施工の容易性や再利用する型枠の在庫が不要な点を生かして新工法の普及を目指す。型枠の加工と固定方法に関する特許を出願中だ。2020年8月4…
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ダイキンやパナなど出資の「point 0」、個人ワーク特化型オフィス事業に参入へ
ダイキン工業やパナソニックなどが出資するベンチャー企業であるpoint 0(ポイントゼロ、東京都千代田区)が、個人ワークに特化したサテライトオフィス事業に参入することが日経クロステックの取材で分かった。
日経クロステック Special
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