
ニュース解説:建築・住宅
目次
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国内初の「タイムシェア・リゾート」をヒルトングループが小田原で開業へ
10棟のコテージを改装後、100棟のヴィラを新築
ヒルトン・グランド・バケーションズは3月26日、神奈川県小田原市で週単位の所有権を販売する「タイムシェア・リゾート」型の宿泊施設を国内で初めてオープンすると発表した。別荘タイプのコテージとコンドミニアムタイプのヴィラからなり、先行するコテージは、2018年4月に開業する。
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一人親方の安全対策を厚労省が強化
厚生労働省は、2018年度予算案で新規事業として「建設業の一人親方に対する安全衛生教育支援事業」に約2200万円を計上。建設現場で働く一人親方などの安全対策の強化を図る。
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東京ミッドタウン日比谷が本日開業!商業エリアの見どころ総まくり
3月29日、東京・日比谷で「東京ミッドタウン日比谷」がオープンした。商業エリアには、ライフスタイルにこだわる顧客層を狙い、新たなビジネスモデルに挑戦する出店が相次いだ。数々の写真とともに、商業エリアの見どころをお伝えする。
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AIなら15分! 建築計画と事業計画を自動作成
スターツ総合研究所は3月28日、AIを活用して賃貸住宅の建築計画および事業計画を自動作成するシステム「LAPLACE(ラプラス、開発コードネーム)」を開発したと発表した。従来は複数の領域の専門家で1週間以上かけていた作業が、約15分でできるようになる。2018年中に社外へのWEBサービス提供を目指…
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入院中に熟睡させる、ベッドごとの環境を自動で調整
センサーと連携して光・音・風を調整、鹿島などが開発
鹿島とNECネッツエスアイは、入院患者それぞれの好みに合わせて、ベッド1床ごとに明るさや騒雑音、送風を調整する技術を開発した。センシング技術と環境制御技術で、快適な睡眠環境をオーダーメードする。
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再配達を3割減、アパートにも効いた宅配ボックス
京都市は3月19日、宅配の再配達を削減するために実施した実証試験で、宅配ボックスを設置したアパートの再配達率が43%から15%に減ったと発表した。「京(みやこ)の再配達を減らそうプロジェクト」と呼ぶこの試験は、市とパナソニック、京都産業大学が共同で進めた。
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リニア談合余波で大成・鹿島に五輪施設の発注自粛
リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件の余波が、2020年東京五輪の競技会場にまで及んでいる。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は3月20日、大成建設と鹿島への入札による新規発注を自粛すると通達した。
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古民家を高級宿泊施設に、再生コンペで“リノベの先駆者”納谷兄弟が当選
東峰村ゲストハウス、金属屋根を木製の大屋根で包む
福岡県の東峰(とうほう)村が実施した、築120年の古民家を観光拠点となる宿泊施設に再生する「東峰村ゲストハウス設計コンペ」で、納谷建築設計事務所(川崎市)の案が最優秀に選ばれた。3月19日に東峰村が公表した。納谷建築設計事務所は納谷学氏、納谷新氏の兄弟が共同主宰する設計事務所。住宅の増改築に多くの…
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洗濯、家事のためにご近所が集うカフェ。合言葉は「1階づくり」
東京大改造マップ2018-20XX・リノベーション事例「喫茶ランドリ~」
建物の1階や地面、アイレベルの風景が良くなれば、人の笑顔が自然に集まる街になる──。都市の「グランドレベル」の役割に改めて目を向け、これを名前に冠した会社がある。その代表を務め、新著も発行した田中元子氏に、「あらゆる1階を追求する」理由、そして、どのような方法で街を変えようとしているのかを聞いた。
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海に浮く移動式球体ホテルをハウステンボスが公開
水上の球体は「船」なのか「浮遊物」なのか?
長崎のテーマパーク「ハウステンボス」は水に浮き、船で引航する球体のホテルを開発した。前例のない建造物は果たして「船」なのか「浮遊物」なのか。設計・製作者は頭を抱えながら、新しい宿泊施設をつくり上げた。
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戸田建設がロボットの現場導入に本腰
建築の施工現場で進むデジタル競争が、準大手以下の建設会社にも波及し始めた。戸田建設が3月9日、2023年を想定した施工現場「トダ・イノベーション・サイト」を公表。既存技術のほか開発中の搬送ロボットやドローン、MR(複合現実)による施工管理などを盛り込んだ。同社本社ビル建て替え現場での実現を目指し、…
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「契約解除は責任転嫁」、石上純也氏が語る発注者の無理難題
白紙に戻った展望台リニューアル計画(後編)
展望台改築計画を進めていた広島県尾道市は1月、設計契約を解除し、前払い金の返還と違約金の支払いを石上純也建築設計事務所に請求している。だが、石上氏は弁護士を通じて契約解除は無効だと反論している。石上氏のインタビュー詳細を伝える。
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万博当時の写真で見る太陽の塔、最大1日83万人をさばく
そうだったのか太陽の塔(3)一方通行で立ち止まらせず、短時間で劇的な演出
大阪万博のシンボルである「太陽の塔」が、改修・増築工事を経て3月19日に一般公開を迎えた。連載3回目は、大阪万博当時の写真を中心に、ここまでで書き切れなかった見どころをお伝えする。
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尾道市と石上純也氏が対立、設計契約解除の真相
白紙に戻った展望台リニューアル計画(前編)
「坂の街」として有名な広島県尾道市。公募で設計者を選定した展望台の改築計画で、契約期限内に業務が完了しなかったとして、市が1月、石上純也建築設計事務所を契約解除、前払い金の返還と違約金の支払いを求めた。双方の主張は大きく異なる。
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「建築家との対立」はウソ? 丹下健三が陰で支えた太陽の塔
そうだったのか太陽の塔(2)建築の設計者は誰?
昨日公開した改修設計のリポートに続いて、本日は、取材に同行した日経アーキテクチュア編集長(宮沢洋)のイラストリポートをお届けする。日経アーキテクチュアの巻末コラム「建築日和」用に描いたものだが、こちらはイラストをカラーに塗り直した。
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子どものベランダ転落事故を防ぐ「登りにくい手すり」
2~4歳児に配慮した屋内側に張り出す手すりを東京都が推奨
東京都は、子どもがベランダから転落する事故が多く起きていることから、事故事例の調査や子どものよじ登り実験などをもとに安全対策を報告した。今後、手すりの安全基準を強化するよう国などに提案していく。
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カプセル再利用と本格サウナでホテル新ブランド
東京大改造マップ2018-20XX・リノベーション事例「℃(ドシー)恵比寿」
独自のカプセルを開発し、カプセルホテルのイメージを刷新したナインアワーズが、2017年末から第2弾ブランドを展開している。1号店となる「℃(ドシー)恵比寿」は、旧ホテルのカプセルを再利用し、独自のサウナを併設するカプセルホテルだ。リノベーションによるカプセルホテルでまた、新たな価値観を示す――。
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太陽の塔が本日オープン!内部を一挙公開
そうだったのか太陽の塔(1)最新技術で48年前の迫力がよみがえる
「太陽の塔」が改修・増築工事を終えて本日から一般公開となった。入館するための予約は既に5月頃までいっぱいだという。改修後の太陽の塔について、3回にわたって紹介したい。第1回目では、塔内の展示空間を中心に解説する。
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建築基準法改正案、大規模火災対策を強化
建蔽率緩和で準防火地域での建て替え促進
政府は3月6日に「建築基準法の一部を改正する法律案」を国会に提出した。改正法案には、2016年12月に新潟県糸魚川市で発生した市街地火災を踏まえて、建蔽率緩和によって準防火地域での建て替えを促す項目などが盛り込まれている。
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「音を生むガラス」をAGCがミラノで披露
高架下倉庫を使ったインスタレーションを萬代基介氏がデザイン
AGC旭硝子は4月中旬にイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク」に、「Soundscape」と題した作品で、「音を生むガラス」を披露する。高架下倉庫内で、何枚もの繊細なガラスが音を奏でるイメージだ。