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 停止の際にはかなり緊張した。ハンドルの左手にブレーキがあり、これを握ると急減速するため、さらにバランスをとりづらくなる。怖くなって片足を地面に落とすと、足がもつれる感じになるのだ。電動スクーターの停止は、かなり前の段階からハンドル右手のレバーを緩め、徐々に減速するのがコツのようだ。

カーブで転びそうに

 ヒヤリとした場面もあった。カーブがとても難しいのだ。サンノゼの自転車専用レーンを走っていると、急カーブに出くわした。十分に減速して曲がったつもりだったが、バランスを失って片足をつき、そのまま転びそうになった。

電動スクーターで曲がるのに苦労したカーブ
電動スクーターで曲がるのに苦労したカーブ
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 乗り終わったら専用アプリで電動スクーターをロックする。今回は15分の乗車で、走行距離は0.9マイル(約1.4km)、利用料金は3ドル25セントだった。タクシーに比べると安いが、バスや電車よりは高いといったところだろう。

バードのスマホアプリの精算画面。15分走って料金は3.25ドル
バードのスマホアプリの精算画面。15分走って料金は3.25ドル
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 同様にライムの電動スクーターにも乗ってみた。使い勝手はバードとほぼ同じだが、運転免許証の撮影を求められなかった。事業者によって身元確認や運転資格の確認にバラツキがあった。ライムの電動スクーターはバードに比べて乗り心地も悪く、稼働3~4カ月で本体にかなりガタがきているようだ。

ライムの電動スクーターに乗る記者
ライムの電動スクーターに乗る記者
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時間と場所で配置にバラツキも

 電動スクーターは夜になると、スタートアップに雇われた一般人が1台5ドルで回収し、自宅で充電する。回収者のことをバードの場合は「チャージャー(Charger)」、ライムの場合は「ライムジューサー(Lime Juicer)」と呼び、常に募集している。朝になると回収者は、スタートアップが指定した場所に電動スクーターを再配置する。

 今回、サンノゼには午前10時ごろと午後4時ごろの2回訪れ、電動スクーターの配置状況を調べてみた。電動スクーターは午前10時だと満充電状態で、街中に均等に配置されていた。午後4時ごろになると、充電状態は概ね半分以下で、場所によっては周囲に1台もないこともあった。両社ともかなりの台数を稼働させているようだが、いつでもどこでも乗れる状態までには至らないようだ。