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 エンジニアに人気の小型キーボード「Happy Hacking Keyboard(以下、HHKB)」を取り扱うPFUは2018年6月5日、HHKBユーザーを対象としたファンミーティング「HHKB ユーザーミートアップ vol.2 with 東プレ」を開催した。同イベントは2017年9月の「HHKB 20周年記念ユーザーミートアップ」に続いて2回目。今回はイベントタイトルにあるように、HHKBの共同開発と製造も請け負っている、REALFORCEシリーズキーボードの開発と販売を手掛ける東プレとの共同開催となっている。

前回の20周年記念イベントで出た要望が着々と実現

 イベントの冒頭では、HHKBの基本コンセプトを提唱した東京大学名誉教授でIIJイノベーションインスティテュート 技術研究所の研究顧問を務める和田英一氏がユーザーイベントに初めて参加して挨拶を述べた。

HHKBの父、和田英一氏
HHKBの父、和田英一氏
(撮影:長浜 和也、以下同じ)
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 和田氏は来場者に謝辞を述べてから「これまで60年間にわたって数多くの計算機を使ってきたが、その計算機やCPUの多くが登場しては消えていった。しかし、HHKBの歴史は20年を超えてなお衰えず、しかもまだまだ滅びそうにもない」とコメント。前回のミートアップで寄せたビデオメッセージで「寿命がすぐ切れる計算機といつまでも使えるHHKBの関係は、馬と鞍の関係にあると表現したのは正しかった。計算機がどんどん変わってもキーボードは残る」(和田氏)と高級キーボードの市場が確立した理由を語った。

 イベントはまず、前回のミートアップで参加者から上がった改善希望に関する回答からスタートした。PFU ドキュメントイメージビジネスユニット ビジネス推進統括部長の松本秀樹氏は、改善希望として上がった項目から「オプション類の充実」については、タイピング時の振動を抑えるHHKB専用の吸振マットや岐阜県のはけメーカーに発注して製作した馬毛を使ったキーボードブラシの販売を実現したことや、前回のミートアップに参加していたバード電子が「ノートPCの上にHHKBを置いて操作したい」という要望に応えて開発したアクリル製キーボードカバーを紹介した。

PFU ドキュメントイメージビジネスユニット ビジネス推進統括部長の松本秀樹氏
PFU ドキュメントイメージビジネスユニット ビジネス推進統括部長の松本秀樹氏
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 このほか松本氏は「Type-Sの墨モデル」「Type-SのBluetoothモデル」「キーマップを変更できる機能」については「現在準備中」と認めた。実は同日6月5日に発表した東プレの「REALFORCE R2」をPFUダイレクト専用モデルにした「PFU Limited Edition」は、中国のミートアップで数多くの参加者から「Windows開発者向けのHHKBは作らないのか」という要望があり、この声に応じるべく開発したものだという*1

ミートアップ Vol.1で参加者から上がった改善要望
ミートアップ Vol.1で参加者から上がった改善要望
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*1 ThinkPadでおなじみの「トラックポイントを搭載してほしい」という要望について松本氏は言及しなかったが、PFUスタッフに確認したところによるとライセンスや技術上の問題から導入が難しいという。