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 実際に音楽を聴いてみると、個性的な形状だからこその面白さがあった。BOSE FRAMES ALTOでは耳のすぐ近くに配置されたスピーカーで音を鳴らし、それを聴く形になる。一般的なヘッドホンよりも開放感があり、音楽を聴きながら会話もできる。

 音質はかなり良い。高音域、中音域、低音域のバランスが良いクリアな音で再生できる。開放された耳元で音が鳴り響く感覚はヘッドホンともスピーカーとも違う。他のオーディオ機器と比較しづらいBOSE FRAMES独特の聴こえ方だ。

 スピーカーが小さいためか、楽曲や使用環境によっては低音の響きが若干弱く感じたり、ハイハットやシンバルといった高い金属音が音量によって若干聴こえづらく感じたりすることもあったが、サングラスと一体化したスピーカーでこれほど自然な音で再生できるのは驚きだ。

テンプルの部分が膨らんでいて、金属のメッシュ素材で覆われた開口部が複数あけられている。ここから音が出る
テンプルの部分が膨らんでいて、金属のメッシュ素材で覆われた開口部が複数あけられている。ここから音が出る
(撮影:稲垣 宗彦)
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 通話用のマイクも内蔵しているので、音楽を聴いているときに着信があったらそのまま通話に移行できる。

 操作性も凝っている。基本的には右側のつるの下側に装着されたボタン1つで操作できる。触っていて面白いと感じたのは電源をオフにする方法だ。本体を逆さまに置き、2秒待つと電源が切れる。しゃれっ気のある、スマートかつユニークな方法である。

操作ボタンは右側のつる下側に装備されている。電源オン、曲の再生/停止、通話開始といった様々な操作ができる
操作ボタンは右側のつる下側に装備されている。電源オン、曲の再生/停止、通話開始といった様々な操作ができる
(撮影:稲垣 宗彦)
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 音の良さ、サングラス1つで音楽を聴ける利便性、逆さまにするだけで電源オフになるなどの凝った操作性は、さすが世界有数のオーディオメーカーであるボーズと感じさせる。

 レンズは標準の黒っぽいスモークレンズのほか、ミラーコーティングが施された偏光レンズ、青いレンズといった別売りのオプションがある。これらを利用すると、レンズの交換で用途を広げたり、見た目の雰囲気を変えたりできる。

専用のセミハードケースが付属する。出し入れしやすく、持ち歩いたときに本体がケース内であまり動かないようにできている
専用のセミハードケースが付属する。出し入れしやすく、持ち歩いたときに本体がケース内であまり動かないようにできている
(撮影:稲垣 宗彦)
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