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 初期化が終わったら「ディスクユーティリティ」を終了する。すると「macOSユーティリティ」に戻るので「macOSを再インストール」を起動しよう。画面に従って実行すると、そのMacで動作する最も古いバージョンの(入手可能な)macOSがインストールされる。

 次にステップ2の「目的のバージョンにアップデートする」を行う。これは、ステップ1でインストールしたmacOSでMacを起動し、あらかじめ入手しておいたアップデートしたいバージョンの「macOSインストーラ」を実行するだけで完了だ。SierraからMojaveのように、間にあるmacOSのバージョンを飛び越えて実行しても問題ない。

内蔵ドライブの初期化後に「macOSユーティリティ」から「macOSを再インストール」を実行しよう。現在のMacで動作する最も古いバージョンのmacOSがインストールされる
内蔵ドライブの初期化後に「macOSユーティリティ」から「macOSを再インストール」を実行しよう。現在のMacで動作する最も古いバージョンのmacOSがインストールされる
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目的のバージョンの「macOSインストーラ」を実行して、macOSをアップデートしよう
目的のバージョンの「macOSインストーラ」を実行して、macOSをアップデートしよう
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「起動可能なインストーラ」を使う方法

 ここまで紹介した方法は2つのステップを踏む。またステップ1はインターネットに接続することが必須であり、ダウンロードに時間がかかるのが難点だ。

 別の方法もある。入手済みの「macOSインストーラ」を基にUSBメモリーに「起動可能なインストーラ」を作成しておき、それを使って目的のバージョンのmacOSをインストールする方法だ。これなら2つのステップを踏む必要がなく、インターネット接続も必要ない。

 アップルのサポートページで、各バージョンのmacOSに合わせて詳しく紹介されているのでここでは割愛する。

 この方法で作成した「起動可能なインストーラ」は何度でも利用できる。複数のMacに同一のバージョンのmacOSをインストールしたり、今後の再インストールに備えたりする場合にも役に立つ。

 ただし上記サイトの内容が難しいと感じた場合は、先に紹介した2つのステップの方法を用いるほうが無難だ。

 旧バージョンのmacOSに戻すにはユーザー環境を再構築する手間がかかる。しかし使い慣れたアプリが最新バージョンに対応するまで待つ余裕が生まれる。macOSをアップデートして後悔している場合は試してみてほしい。

USBメモリーに「起動可能なインストーラ」を作成するには「ターミナル」アプリを使用してコマンドを入力する必要がある。難易度は若干上がる
USBメモリーに「起動可能なインストーラ」を作成するには「ターミナル」アプリを使用してコマンドを入力する必要がある。難易度は若干上がる
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伊藤 朝輝(いとう あき)
ライター/システムエンジニア
SEとして働く傍ら、1995年ごろから雑誌や書籍で執筆活動を始め、現在はライターの仕事がメイン。iPhoneやiPad、Macを使い、アップル製品漬けの毎日を送っている。「アップル製品に使うお金はアップル製品で稼ぐ」がモットー。