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 注意したいのは、当然だが携帯大手の料金プランを契約する必要がある点だ。携帯大手は現在、高速データ通信が使い放題になる高価格帯の料金プランが主流になっている。筆者はデータ通信量に応じて料金が変わるauの「ピタットプラン 5G」を契約した。各種割引を受けた上で、データ通信量を月間1GBに抑えれば月額2178円に収まるからだ。それでも、格安スマホ事業者や携帯大手のサブブランドなどと比べれば割高だ。

 振り返れば携帯大手同士が激しい端末値引き競争を繰り広げていた数年前にも、似たような光景をよく目にした。かつてはMNPを利用して転入し激安価格の端末を手に入れ、再び別の大手に乗り換えるというケースが主流だった。電気通信事業法の改正を経て沈静化したように見えたが、別の手法で値引き競争が再び激化しているといえる。