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 フェンダーといえば、ギターやベース、アンプなどで有名なブランドだ。そのフェンダーはイヤホンやBluetoothスピーカーといった、オーディオ機器も販売している。Bluetoothスピーカーはまるで、同社のギターアンプのようなデザインである。ギター好きにはたまらないだろう。

 これまでは大型の「MONTEREY(モントレー)」と小型の「NEWPORT(ニューポート)」の2つの製品展開だったが、2019年2月8日にその中間に相当するサイズの「INDIO(インディオ)」を発売した。以前レビューしたMONTEREY(MONTEREY TWEED)と比べて、買いかどうかを早速試してみた。

フェンダーのBluetoothスピーカー「INDIO」。ブロンドタイプの外観は、明るいクリーム色といった感じ
フェンダーのBluetoothスピーカー「INDIO」。ブロンドタイプの外観は、明るいクリーム色といった感じ
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左から出力120Wの「MONTEREY TWEED」、出力60Wの「INDIO」、出力30Wの「NEWPORT」。サイズ感を理解してもらうため、右に5.5型のスマートフォンを並べた
左から出力120Wの「MONTEREY TWEED」、出力60Wの「INDIO」、出力30Wの「NEWPORT」。サイズ感を理解してもらうため、右に5.5型のスマートフォンを並べた
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 INDIOはブラックとブロンドの2色あり、直販価格は3万6900円(税別)。製品名は、大規模な野外音楽フェスティバル「コーチェラ・フェスティバル」の開催都市であるインディオに由来している。

魅力はギターアンプに似た凝ったデザイン

 INDIOは、フェンダーのギターアンプのようなデザインが魅力の1つだ。まず前面には「Fender」のロゴが入っていて、ギター好きにはグっとくる。ボディー表面の質感や前面のネットの感触も実際のギターアンプっぽい。背面のデザインも凝っていて、実際のギターアンプのように背面パネルがねじ留めされている。

前面にはギター好きにはおなじみのフェンダーのロゴが入っている
前面にはギター好きにはおなじみのフェンダーのロゴが入っている
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ギターアンプと同様に、背面パネルをねじ留めする構造になっている
ギターアンプと同様に、背面パネルをねじ留めする構造になっている
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 コントロールパネルには、ボリュームとトレブル(高音の調整)、ベース(低音の調整)を操作するノブ、電源ランプになっている赤いジュエルランプ、レバーをぱちんと倒すトグルスイッチ(電源スイッチ)などが並んでいる。MONTEREYに比べるとミニチュアっぽさがあって本物のギターアンプらしさにはやや欠けるが、雰囲気はまずまずといった感じだ。

ボリューム、トレブル、ベースは、ノブを回すアナログな操作でコントロールする
ボリューム、トレブル、ベースは、ノブを回すアナログな操作でコントロールする
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