PR

打ち心地はイマイチで慣れが必要

 KEYS-TO-GOは、17mmピッチ、1.2mmストロークというキーボードとしてはかなり割り切った仕様だ。先述したように、タイピング時の反応はいいのだが、僕の打ち方だと一部のキーが押し込めないためにタイプミスするケースがよくあった。キーボード全体をシリコーンで覆ったようなスタイルの耐水設計なので、結構しっかりとキーを押し込む必要があるのだ。また、キーの高さが低いため、指先の感覚でキーを探し当てられないケースも少なくなかった。

 タイプ感は、アップル純正のSmart Keyboardのほうが優れていると思う。どちらもタイプミスが起こりやすいとはいえ、KEYS-TO-GOは、かなりの慣れが必要な印象だ。手書きと組み合わせて短文を入力する程度の使い方なら、多少、入力に不自由しても我慢できるだろう。ちなみに僕の場合は、デスクトップパソコンでタイピングする時間が一番長く、次がモバイルノートで、3番目がiPadとなっている。

 キーボードは結局のところ、慣れなくてもタイプミスしにくいキーボードしか高い点を付けられない。その意味で評価は低くなるが、KEYS-TO-GOは、長文を入力しない人にはお薦めできる。Bluetoothの接続も素早く、電源を入れたらすぐに使えるし、Smart Keyboardの半額程度で買えるのも魅力だ。

キーの凹凸がほとんどない設計で、慣れるのに時間がかかるかもしれない
キーの凹凸がほとんどない設計で、慣れるのに時間がかかるかもしれない
[画像のクリックで拡大表示]
折り畳み式キーボードと比較すると、iPadのサイズを意識していることが分かる
折り畳み式キーボードと比較すると、iPadのサイズを意識していることが分かる
[画像のクリックで拡大表示]
戸田 覚(とだ さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
Facebook:https://www.facebook.com/toda001