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 試用してみて、とても便利だと感じたMirabook。だが冷静に考えると、惜しい点がいくつかある。

 例えば、デスクトップモードを備える端末の選択肢が少ないこと。今回試したサムスン電子のほか台湾・華碩電脳(エイスース、ASUS)、中国の華為技術(ファーウェイ)などもデスクトップモードを採用しているが、各社とも対応機種は限られる。また、Mirabookの本体サイズは幅320×奥行き220×厚さ15ミリメートルで重量は1.3キログラムある。アップルのノートパソコン「MacBook Air」もほぼ同じ大きさで、重さは1.29キログラムだ。他のパソコンメーカーには13~14インチで1キログラム前後の製品もある。それならばノートパソコンを持ち歩いてもよいのでは、という気もする。

 価格も悩ましい。BBソフトサービスが主にIoT(インターネット・オブ・シングズ)製品を取り扱う通販サイト「+Style(プラススタイル)」では6万280円となっている。持ち運び可能なフルHDのディスプレーやキーボード、USBハブ、メモリーカードのリーダー/ライター、モバイルバッテリーなどMirabookの各種機能を個別に購入した場合を想定すると、適正価格ではある。ただしこの金額を出せるのであれば、低価格帯のノートパソコンに手が届く。こうしてみると、Mirabookは発想が面白く便利なのだが、使う人を選ぶ製品だと感じている。

Mirabookの大きさは幅320×奥行き220×厚さ15ミリメートルで重さは1.3キログラム。米Appleの「MacBook Air」とほぼ同じだ
Mirabookの大きさは幅320×奥行き220×厚さ15ミリメートルで重さは1.3キログラム。米Appleの「MacBook Air」とほぼ同じだ
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