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「同時に2台充電」はできないと考える

 タイプに限らず、多機能ケーブルで注意したいことが3つある。(1)同時に2台充電できるケーブルは少ない、(2)格安なケーブルは発熱の恐れがある、(3)ケーブルによってはiPhoneやiPadのOSのバージョンアップによって使えなくなる可能性がある、ことだ。

 (1)は特に、分岐タイプを選ぶときに気を付けたい。複数の機器に同時に接続できてしまうので、同時に充電したくなる。しかし説明書ではほとんどの商品で、2台以上の同時充電を禁止している。ケーブルの仕様よりも大きな電流が生じると発熱したり、電源や受電する機器側のトラブルを招いたりしかねない。

 2台以上の機器を同時に充電したい場合は、それが可能であるとはっきりうたっている商品を購入しよう。ただし、そうしたケーブルは多くない。探す手間を考えると、同時に充電が必要な機器の数だけケーブルを用意するほうが手っ取り早いかもしれない。

 (2)ではケーブル内の線が細いと、発熱が生じる危険性がある。最近は高速に充電するため、ケーブルを流れる電流がどんどん大きくなっている。高速充電のために2アンペア以上の電気が流れるアダプターやモバイルバッテリーを使う場合は、格安ケーブルの使用は避けたほうがよい。

 (3)ではケーブルの選択時に、アップルの性能基準を満たしている証しである「MFi認証」を取得しているかどうかを確認しよう。MFi認証を受けていないケーブルは、iOSのアップデートで使えなくなる可能性が出てくる。iPhoneやiPadを充電するなら、MFi認証はあったほうが安心できる。

 MFi認証のある商品はその分、価格が高い。MFi認証なしの多機能ケーブルは税込みで1000円前後なのに対し、MFi認証のある多機能ケーブルは2000円台が多い。iPhoneやiPadの充電が必須でなければ、MFi認証なしでOKと割り切る手もある。