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ハッシュタグでつながるメリット

 こうして入学式までの約1カ月間、まだ同じ学校ではない人たちとSNSで交流する。中には入学前でも遊びの約束をして、集まる場合もある。そして入学式には何人かの知り合いがいる状態で臨むのだ。

 入学前から友達作りをすることは、社交的ではない人は重荷に感じるかもしれない。しかしそのメリットは大きい。

 まず入学後の情報が手に入る。SNSでつながっている友人がいれば「先輩のときはこうだったって」など参考になる情報が共有される。「授業や学食の様子はどうなの?」「一人暮らしはどこが便利?」などと仲間に相談することもできる。

 特に2020年は、新型コロナウイルス対策で入学式や新入生歓迎イベントが中止になった学校が多い。通常の年であれば4月上旬には新入生同士が実際に出会う機会があり、交流を深めたり情報交換したりする。新型コロナでそれが難しくなったが、SNSがあれば安心だ。

 学生の楽しみの1つである部活やサークルの情報も入手できる。部活やサークルの先輩も公式アカウントでハッシュタグを付けたメッセージを発信し、新入生を勧誘している。新入生は過去の投稿をさかのぼることで活動の様子を知ることができる。

 どのサークルが人気なのか、あの部活は厳しいのかといったクチコミ情報は早く知りたいものだ。もし同じ部活やサークルに興味を持っている人がいれば、一緒に見学することもできる。SNSがなかった頃は、1人で出向いて知り合いを作るしかなかった。

サークル活動のイメージ
サークル活動のイメージ
写真:PIXTA
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 TwitterやInstagramでのつながりは入学後も続き、クラスや学科を越えた友人となっていく。ただし最初に作ったLINEのグループは自然消滅することが多いようだ。あまりにも人数が多く、交流しづらいからだろう。グループ内のやり取りをきっかけに、互いのLINEアカウントを交換する場合が多いことも要因の1つとして挙げられる。